グルメ・各国料理(海外)/ヨーロッパ・アフリカ美食旅プラン

懐かしい幸福を運ぶ、ポルトガルのお菓子(2ページ目)

カステラやエッグタルトの元祖をはじめ、数え切れないほどのスイーツが溢れる天国、ポルトガル。素朴で気取らない味のポルトガルのお菓子は、心をふわりと温めてくれます。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

甘く懐かしい! ポルトガルスイーツ図鑑

数あるポルトガルスイーツのなかで最も有名かつ人気があるのは、エッグタルトの起源ともいわれるパスティス・デ・ナタでしょう。こちらについては以前、「秘密のレシピで作るポルトガル極上スイーツ」の記事のなかで紹介しました。今回はその他の人気お菓子を一部ご紹介しましょう。

プリン
ポルトガルデザートの定番中の定番、プリン!【左】プディン・フラン(Pudim Fran)。ねっとりとした舌触りで日本のプリンよりかなり濃厚!【右】アバデ・デ・プリスコス(Abade de Priscos)。バターの代わりにラードを使った“超”こってりプリンでブラガの名物。ちなみに「想像を絶するほど甘いよ!」と脅されたものの、ポルトガルの甘さに慣れたころだったのか意外にスンナリお腹に納まった

定番スイーツ
一度は試したい代表的なデザート。【左】パスティス・デ・ナタ(Pastéis de Nata)。エッグタルトの起源といわれる。【右】アロース・ドーセ(Arroz Doce)。いわゆるライスプティングで、甘い米の意。食べなれない人は違和感があるかも?

カステラ元祖ほか
軽易で素朴なスタイルのお菓子が多い。【左】パォン・デ・ロー(Pão de Ló)。日本のカステラの原型といわれるが、日本のそれとはだいぶ雰囲気が違う。こちらは卵・砂糖・小麦粉を混ぜて焼きあげたシンプルなもので柔らかな食感。【右】ラバナーダス(Rabanadas)はポルトガル版フレンチトースト。北部でよく食べられ、クリスマスの名物料理でもある

さっぱり系デザート
さっぱりしたデザートをお好みならこんなものも。【左】フルーツ(Frutos)盛り合わせ。奥にあるのはフィオス・デ・オヴォシュ(Fios de ovos)。鶏卵そうめんの元祖ともいわれ、様々なお菓子に使われる。これはロール状にしてシロップを絡めたもの。強烈に甘い!【右】アイスクリーム(Sorvete)のフレーバーも多彩

次のページではお菓子のように甘い町、シントラへ。
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