グルメ・各国料理(海外)/グルメ・各国料理(海外)関連情報

素朴でユニークなフィジーのグルメ事情(4ページ目)

南太平洋で見つけた底抜けに明るい本物のパラダイス、フィジー。陽気で食べることが大好きなフィジーの人たちは、そのグルメ事情もかなりユニーク! 今回はフィジーのおいしい情報をたっぷりお届けします。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

庶民の台所、ナンディの市場を歩く

市場
市場の一画はタロイモだらけ! フィジーの人たちがどれだけタロイモを食べているのか想像できる。3つでF$15くらい
フィジー第3の町、ナンディ。第3の町といっても、規模はそれほど大きくありません。町の中心であるナンディ・タウンはメインストリート沿いに1kmほど栄えているだけなので、1~2時間もあれば充分見てまわれる広さ。それでもスーパー・マーケット、市場、洋服屋さん、お土産物屋さん、レストラン、さらにはどこか妖しげなナイトクラブまで、必要なものは一通り揃っています。

市場
市場ものんびりした雰囲気
なかでもフィジーの人たちの台所ともいえる市場は様々な食材が並び、見ているだけでも楽しいところ。フィジー人の主食はタロイモやキャッサバ(タピオカ)などのイモ類。最近ではパンも食べられるようになってきたそうですが、基本はイモ。市場にはものすごい量のタロイモが売られています。また、もうひとつ市場のなかで目立っているのはカバ。あるコーナーは全部カバ屋さんで、カバの根がどっさり積まれています。すぐ飲めるように粉末にしたものは1袋F$5くらいで売られています。

ほかにもフルーツや野菜、魚など多くの食材が並ぶ市場は、まさに庶民の台所。旅行者が買い物するのはなかなか難しいですが、フルーツくらいなら気軽に買えます。例えばココナッツは1つF$1程度。頼めば食べやすいようにその場で切ってくれるので、食べながらブラブラ見てまわるのもいいですね。


町中で本格的なシーフードを堪能できるChef’s

Chef’sのクラブカレー
クラブカレー(F$49)。専用のハサミやフィンガーボウルも用意してくれる

最後に紹介するのは、ナンディ・タウンでおいしいと評判のChef’s(シェフズ)。本格的なカレーやシーフードが楽しめます。昼はカジュアルなランチを楽しめる店、夜になるとキャンドルライトが点る雰囲気のあるレストランに変わります。淡いピンクのテーブルと椅子がかわいらしく、それに合わせてナプキンもピンクで統一されています。

Chef’s
胡椒を使う料理(ステーキなど)を頼むとおもしろいデモンストレーションが見られるのだとか
ランチで人気のカレーはF$18から。なかでもカニをまるごと使った贅沢なクラブカレーはココナッツ、モルトビネガー、カリーリーブスなどで味付けした複雑で深い味わいのカレーです。カレーにはポパダムと呼ばれる油で揚げた薄いパンやライス、それにマンゴやタマリンドのチャツネ(スパイスと砂糖で煮詰めたもの)が添えられています。

カレーやシーフードのほかにも、サンドイッチなどの軽食やステーキなどのガッツリ系までメニューはいろいろ。便利な場所にあるので、ナンディ・タウンのお散歩ついでにランチを取るのにもピッタリです。

<DATA>
■Chef’s(シェフズ)
  • 所在地:Sagyam Rd., Nadi, Fiji
  • 交通・アクセス:Main St.にあるJack’sの裏、Sangayam Rd. 沿い
  • TEL:670-3131
  • 時間:11:00~14:30、17:30~21:30
  • 予算:F$20~
※2007年5月現在 1 フィジードル(F$)=約74.7円

伝統的なロボ料理やカバ、そして本格的なインド料理まで、多彩な味を楽しめるフィジー。底抜けに明るいフィジアンと目の覚めるような青い海、それにおいしい料理も加わったフィジーは、まさに最強のパラダイスです。

【関連記事】【関連リンク】
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます