動物名を使って天気を表現しよう!
フランス語の世界でも、ブタはともかく住みにくい? |
実生活はともかく、フランス語の表現では、とかく冷遇されがちなchien(シアン/犬)やcochon(コション/ブタ)。de chienや de cochonとくれば、「ひどい」、「嫌な」という意味になります。つまり、un temps de chien、un temps de cochonといえば、雨、風ともにひどい「嫌な天気」という意味。
さらに、「きびしい寒さ」を表すのにもfroid de chien(フロワ ドゥ シアン)という表現が使われます。他にもchienではなく、寒さの表現としては有名なcanard (カナール/あひる)やloup(ル/オオカミ)バージョンもあり、フランス語のお天気表現では動物たちの活躍ぶりがうかがえます。
フランスの空からは何でもかんでも降り放題!?
空からいろいろなものが降ってくる様子を描いた絵画 |
これだけ降れば、まさにエイリアンの地球襲撃!parapluie(パラプリュイ/傘)までもが武器に思えてくるから不思議です。今回のテーマである「お天気」、parler de la pluie et du beau temps(お天気の話をする)というフランス語は、「くだらない話をする」という意味でもありますが、いかがでしたでしょうか?