かんたん春色のおすし
もうすぐ桃の節句。ひな祭りに、いろどりを添える、生タラのやさしい味わいの桜でんぶと、菜の花のほろ苦さが春らしいちらしずしです。厚焼き玉子も入って、彩りもいっそう華やかになりました。 今回は桜でんぶから手づくりしましょう。まずは作り方をご紹介します。
桜でんぶすしの材料()
桜でんぶすしの作り方・手順
桜でんぶの作り方
1:
たっぷりの熱湯に塩小さじ1を加え、タラの切り身を2分ほど茹でます。ざるに取り冷ましてから、骨と皮、血合いなどを取り除きます。
2:
タラの水気をよくふき取り鍋に入れ、菜ばしで身をほぐします。そこに、酒、砂糖、塩、食紅を混ぜ合わせた調味料を入れ、中火で焦がさないように炒ります。スティックミキサーでより細かくほぐします。
3:
弱火にしてさらに水分を飛ばすようによく炒ります。スティックミキサーを使わないときは、菜ばしを4本ほど使って焦がさないように、よく混ぜて作ります。
4:
ふわふわとしたやさしい味わいの桜でんぶが、できあがりました。
春色おすしの作り方
5:
お米は洗い水気をきっておきます。鍋に水350mlとだし昆布を入れ、30分おきます。火にかけるとき酒を加え炊き上げます。10分ほど蒸らしてから、昆布を引き上げます。飯台にご飯を移し、うちわであおぎながら、合わせ酢をかけ、しゃもじで切るように混ぜ合わせます。
6:
菜の花は葉先だけを使います。たっぷりの熱湯に塩ひとつまみを入れ、さっと茹で冷水にとり水気を絞り、だし醤油で下味をつけます。
7:
れんこんは皮をむき、5mm厚のいちょう切りにし、水にはなします。れんこんの水気を切り、砂糖、酢、塩で2分ほど煮て、そのまま冷まします。
8:
卵に砂糖、塩を混ぜ合わせ、厚焼き玉子を焼きます。焼きあがったら1cm角に切ります。酢めしにれんこんの半分を混ぜ合わせ、菜の花、残りのれんこん、角切りの卵焼き、そして桜でんぶを盛り付けます。
ガイドのワンポイントアドバイス
魚のでんぶは、タラのほかに、さわらやひらめなどの白身魚を使って、いろいろな味をお楽しみください。水分をよく飛ばすようによく炒ると、細かいでんぶに仕上がります。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。