挑戦というほどでもない、お手軽家飲みカクテル
これまで「ジャパニーズクラフトリキュール奏<柚子>」「ジャパニーズクラフトウオツカHAKU」「ジャパニーズクラフトジンROKU」をベースにしたカクテルを3回にわたり紹介してきた。
今回はちょっと雑多ではあるが、ウイスキー、ジン、ウオツカをベースにしたカクテルを4品紹介しよう。カクテルに挑戦、というほど構えたものではない。すべて簡単お手軽カクテルである。
まず、ウイスキーベースのカクテル「ジョン・コリンズ」。使用するウイスキーは人気の高いブレンデッドスコッチの「ティーチャーズ・ハイランドクリーム」である。
ジョン・コリンズ
●ジョン・コリンズ
John Collins
ティーチャーズ 45ml
レモンジュース 20ml
砂糖 2tsps.
ソーダ水 適量
ソーダ水以外の材料を氷を入れたコリンズグラスに注ぎ、ステアする。冷やしたソーダ水を満たし、軽くステア。お洒落にしたい場合は、レモンスライスやマラスキーノチェリーを飾る。(砂糖はガムシロップでもよい)
「ティーチャーズ」のスモーキーさがほのかに漂い、酸味と甘みがほどよいすっきりとした爽やかな味わい。ブレンデッドスコッチの「バランタインファイネスト」、シングルグレーンウイスキーの「知多」でもお試しいただきたい。
つづいてはジンベースを2品。
ジン・バック
●ジン・バック
Gin Buck
ビーフィータージン 45ml
ライムジュース 20ml(ライム1/2個分程度)
ジンジャーエール 適量
氷を入れたタンブラーにジン、ライムジュースを注ぎ、冷やしたジンジャーエールを満たし、軽くステアする。
別名「ロンドン・バック」。buckにはstag(牡鹿)の意味があり、キックの効いた飲み物ということらしい。しかしながら、そんなに鋭いキックはなく、ジンジャーエールを満たすのでスーッと口中を滑っていく。飲み心地はとてもいい。「ジャパニーズジン翠(SUI)」でもお試しいただきたい。
スティール&アイアン
Steel & Iron
シップスミスロンドンドライジン 20ml
ウンダーベルク 20ml(1本)
材料、ショットグラスともによく冷やしておく。まずグラスに「シップスミス」を入れ、次に「ウンダーベルク」を静かに注ぎ、ゆっくりと混ざりあうようにする。
“鉄と鋼(はがね)”という名のカクテル。「ウンダーベルク」を生むドイツでは、ジンではなく、小麦を主原料とするコルン(Korn)という蒸溜酒を使う。
ドイツ語ではStahl und Eisen(シュタール・ウント・アイゼン)。レシピや名前から想像できるように、圧倒的なパンチ力といえるが、薬草系スピリッツ「ウンダーベルク」のポテンシャルの高さであろう、胃がすっきりとする感覚がある。タフで優しい。「ビーフィータージン」もおすすめ。
ウンダーベルク
「ウンダーベルク」は世界43カ国からハーブやスパイスを集め、それぞれの素材にあった方法で仕込んでスピリッツに数週間漬け込み、濾過し、それらをブレンドした後にスロベニアンオークの樽で約9ヵ月間熟成させてできあがる。
はじめて飲む人は強烈な味わいに感じるだろう。酒なのか、胃薬なのか、生薬的な感覚が口中に広がる。ドイツでは酒場はもちろん、スーパーのレジ横にずらっと陳列されていたり、駅の売店にも置いてあったりする、ナショナルドリンクである。日本でもコアなファンがいる。
食後に、飲酒の最後に、小瓶を傾ける。健胃薬的感覚で飲まれているようだ。日本では考えられないが、ドイツの家庭では、子供が風邪を引いたときに「ウンダーベルク」をホットミルクで割って飲ませるらしい。
「ウンダーベルク」はとても小さな20mlのボトルに入っている。3本入りセット(20ml×3本・44%・¥460税別希望小売価格)で売られている。
最後はビール好きの人におすすめしたいウオツカベースのカクテル。
レッド・バード
Red Bird
ジャパニーズクラフトウオツカHAKU 45ml
トマトジュース 60ml
ザ・プレミアムモルツ 適量
氷を入れたタンブラーに冷やした材料を注ぎ、軽くステアする。
よく知られた、トマトジュースとビールの「レッド・アイ」にウオツカが加わったもの。また『クラフトウオツカHAKUおすすめ家飲みカクテル』記事で取り上げている「ブラッディ・メアリー」のビール割りとも解釈できる。
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