テレワークでは短いメールを書こう
在宅勤務中は自己責任で時間管理をするため、メールに費やす時間が長すぎては、ほかの仕事に支障をきたしてしまいます。ぜひ生産性が高いメールを目指しましょう。テレワークにおすすめするのは、短いメールを書くことです。主なメリットは次の5つです。
①書く時間が短くて済む
②すばやく送ることができる
③読む人の負担になりにくい
④早く返事がもらえる
⑤仕事を停滞させず、次に進められる
短いメールを書こう
長いメールは歓迎されない!?
読み手の立場になってみてください。長いメールが届くと読むのが億劫だったり、同じように長く書いて返さないと……という気持ちがよぎったり、返信を後回しにすることがありませんか。長いメールは相手に負荷をかけ、優先順位を下げられることがあるのです。たとえ相手が外出中の場合でも、スマホから短文で返してくれたら事足りる仕事も多いはず。ぜひはじめから短いメールを心がけてみてください。
どうしたら短く書けるのか?
では、どうしたら短く書けるのか。4つのポイントをお伝えします。①一案件につき1メール
1通のメールには、ひとつの案件だけ書きましょう。あれもこれも盛り込むと長くなり、大事なことを読み飛ばされる可能性があるためです。
②挨拶文は極力省く
社内メールの書き出しに毎回「お疲れさまです」と書く職場が多くありますが、顔を知っている間柄であれば、できるだけ省いて要件に入りましょう。
一方、社外メールには「お世話になっております」の挨拶文を入れるのがマナーですが、返信するたびに挨拶文を入れなくてもかまいません。急ぐときは、いきなり本題に入りましょう。クイックレスポンスを喜ぶお客様は多くいます。
③宛名は名字のみにする
宛名を書くときは「中村様」のように簡略化します。相手の社名や部署名、役職、フルネームを正しく書くと時間を要すためです。また、相手との関係性にもよりますが、宛名そのものを書かない方法もあります。
④結論をタイトルに入れる
読み手が知りたいのは結論です。結論をタイトルに入れると瞬時に伝ります。
例:「【出欠確認】〇〇会議(回答〇/〇まで)」
「価格のお尋ね 商品Aにつきまして」
さらに本文で結論を念押しすれば、言いたいことを理解してもらえます。
感じの良さを忘れずに
忘れてならないのは感じが良い文章にすることです。リモートワークでは社員同士といえども顔が見えない離れたところで仕事をします。一方的で配慮が欠けたメールを送ると、あわやけんかになりかねません。そこでクッション言葉といって、「お手数をおかけしますが」「お忙しいところ恐縮ですが」などの一言を入れましょう。好印象を与えるメールに仕上がります。
次ページでは、テレワーク中に送るメールの文例をご紹介します。