子供の教育/読み書き力

読書感想文の書き方! タイトルから結論まで構成必勝テクニック

読書感想文は、面白そうと思われるような題名の付け方から始まり、さらに書き出しでスパイスを出し、それを結論に上手くつなげると高い評価につながるでしょう。読書感想文の書き方、構成必勝テクニックとサポートする親の心得を紹介します。

執筆者:All About 編集部

読書感想文の書き方! 題名・書き出し~結論まで構成のコツとは

読書感想文の書き方!

読書感想文の書き方は、惹きのある題名とスパイスのきいた書き出しから始め、上手く結論に導くことが必勝の秘訣です

読書感想文は、面白そう!と思われるような題名の付け方から始まり、さらに書き出しでスパイスを出し、それを結論に上手くつなげると高い評価につながるでしょう。

そこで親が読書感想文の構成必勝テクニックを理解した上で、子供がどこまで出来ていて、どの部分でつまずいているかを認識し、子供がつまずいている段階にあわせて適切にサポートすることが大切です。では、宿題サポートの心得について、また読書感想文においては段階別にどういったアプローチをすべきか具体的に見ていきましょう。

▼読書感想文の書き方  

まずはあらすじを書き出し、読書感想文の構成の下書きを

読書感想文を書くにあたっては、本を読んで子供が感じたこと、考えたことが肝になります。初めからうまく書こうとせずに、まずは下書きから始めて自由に感じたことや考えたことを書き出すよう促しましょう。書くことが浮かばないようであれば、会話をして感じたことや考えたことを引き出すきっかけ作りをしてあげます。

読書感想文の構成を整理する際は、マインドマップを使ってみるのもいいでしょう。マインドマップとは、連想するものをキーワードで放射状に書き出す思考法のことです。ストーリーやあらすじが把握しやすく、キーワードでまとめるだけなので簡単にできます。
マインドマップを使った読書感想文の書き方

マインドマップを使った読書感想文の書き方(※参照)

次に、「どんなところが心に残った?」「どんなところが違うと感じた?」「どんなところをまねしたい?」など質問を投げかけて、その答えを書き留めていきます。

子供の感じたことを引き出すために、きれいに整えようとせずに、感じたままに書き出してもらいましょう適切な質問を投げかけ読書感想文の肝となる、感じたことや心に残ったことを引き出していきましょう。

マインドマップを利用すると、質問の答えや会話の内容を適宜書き留めておけるので、あとで頭を整理したり、何を書こうかなというときの手助けになります。

▼参考記事
読書感想文の構成!マインドマップであらすじ楽々整理
 

差をつける! 読書感想文のタイトル付けテク

読書感想文のタイトルが、「『(本の題名)』を読んで」 では味気ないですね。せっかくですから、少しひねりを入れてかっこいい題名をつけ、先生や審査員を惹きつけたいもの。

「おおっ!」と言わせる読書感想文の題名付けテクニックは次の3つです。
 
  1. 題名で客観的な事実を表現
  2. タイトルに具体的な数字を入れる
  3. 題名で倒置や省略など表現技法を使う

1については、例えば「おいしいイタリアンレストラン」という主観的な表現ではなく、「いつも満員のイタリアンレストラン」という客観的な事実を入れるようにします。2については、「開店して5分で満席になるイタリアンレストラン」といったように数字を入れます。3については、「『本の題名』を読んで」を膨らませて、「『本の題名』から学ぶ〇〇(家族・友だち・学びたいことなど)ために大切な3つのこと」などするとよいでしょう。

読書感想文の題名を一工夫してみて、他の子と差をつけてみましょう!

▼参考記事
読書感想文の題名でおおっ!と言わせるテクニック3つ
 

書き出しでスパイスを出し、読書感想文を展開させていく

読書感想文の書き始めは、スパイスとなる書き出しの一文を入れましょう。読み進めないと意味が分からないような一文や、ふつう良いと思われていることと逆のことを書くのがコツです。

登場人物の衝撃的な台詞や行動をそのまま抜き出して書き出すのもいいでしょう。スパイスをきかせた読書感想文の書き出しの一文が、その後の「結論」に上手くつながるように工夫してみてください。学校の先生に「うまい!」と言ってもらえる読書感想文ができあがりますよ。 

▼参考記事
読書感想文の書き出しから結論まで!構成必勝ルール
 

読書感想文の完成に向けてブラッシュアップ!

読書感想文の下書きができたようであれば、ブラッシュアップに向けて他人の気持ちで目を通してみましょう。

ここで、主語と述語が対応しているか、漢字の間違いがないか、助詞の使い方が不自然でないかを見て、段落やカッコの使い方や原稿用紙のルールについてもサポートしてあげます。

もし内容もっと追加したほうがいいのではないかと感じた場合は、「あの部分はどう思った?」「私はこう感じたよ」という会話や、「あのときどう思った?」「どこを読んでそう思ったの?」など適切な質問を投げかけて子供のエピソードをさらに引き出してあげましょう。それがきっかけやヒントになり、子供も書きやすくなります。

読み手に伝わる読書感想文にするには、結論、理由、具体例、結論の構成にするのもお勧めです。仕上げに、書き出しや終わり方の部分にスパイスを提案してあげると、よりドラマティックになります。

過去の読書感想文コンクールの入賞作品に目を通し、お手本や見本として活用するのもいいでしょう。

▼参考記事
読書感想文を成功に導く!親サポートのコツ
保護者必読! うまい読書感想文を簡単に書く方法
 

読書感想文の例文を見ながら書き方コツを押さえる

読書感想文の書き出しからブラッシュアップまでのコツが何となく理解できても、いざ真っ白な原稿用紙を目の前にして実際に書いてみようとすると、中々進まないという人も少なくないでしょう。そういう場合は、具体的な感想文の例文を見ながら、さらに書き方のイメージを深めるというのも一つの手です。

偉人伝「野口 英世」を例にとって考えてみましょう。貧しさと左手のやけどを乗り越え、世界を舞台に活躍した細菌学者、英世の生き方や人生を記した本です。

1.この本を選んだ理由を考える
医学に貢献した人で名前はよく聞くが、さらに詳しく知りたいと思い読むことにしたなど
2.主人公の性格や出来事を順に書き出す
負けず嫌いで頑張り屋さん、いじめに負けず、勉強に励み医師を目指し、ヒーローとなる
3.他の登場人物にも目をむける
英世の母、貧しい家庭を懸命に働き支えた野口シカほか
4.最も心に残っている場面を思い出す
日本に帰り、お母さんと抱き合って泣いた場面など
5.主人公の言動で「すごいな!」と感じたところを考える
南米で猛威を振るっている黄熱病のワクチン開発のため、皆が止める中、アフリカに渡ったこと
6.主人公の言動で「自分なら○○したのに」と思ったところを考える
アフリカへ渡るさまざなリスクを考えると、自分だったら行かないと思う
7.この本を読んでためになったところを考える
自分の名誉や幸せのためでなく、病気で苦しんでいる人々を救うため、常に新しいものへの挑戦を続ける英世の姿に感動した。自分も将来、人々や社会に役立つ、打ち込めるものを見つけたい

このような要素を上手くつなぎ合わせていくと読書感想文が完成します。

▼参考記事
例文付き!読書感想文例を使って書き方徹底解説
 

読書感想文などの宿題サポートでの親の心得

読書感想文の題材として人気のある伝記や名作などに縛られず、子供が好きなテーマの本を選べるよう親はサポートを

読書感想文の題材として人気のある伝記や名作などに縛られず、子供が好きなテーマの本を選べるよう親はサポートを

まず、サポートするにあたって知っておいて欲しい心得は、親がすべきことは子供が宿題や課題に取り組めるような「足場作り」だということです。大切なのは、その時のその子に合った高さの「足場」であること。

戸棚の上にある物に子供の手が届かない場合、代わりにとってやるのではなく、「取りなさい」とただ言い放つのでもなく、子供自身で手が届くよう「踏み台」を用意してやるというもの。

読書感想文に関しては、手伝い過ぎるのでもなく、ほったらかしにするのでもなく、子供の代わりにやってあげるのでもなく、「やりなさい!」と突き放すのでもなく、子供が、自主的に取り組めるような環境やきっかけをつくってあげることです。

ついつい代わりに文章を作ったり、ササッと直したり、こうすればいいと答えを教えたくなってしまうかもしれませんが、そこは我慢どころです。子供の自主性を伸ばし、自ら答えに辿り着くのを助けるように心がけてください。

また本を読むための環境作りも大切です。読書感想文は課題図書が決まっている場合もありますが、読む本に関しては、子供が読み進められるように興味を持つものが一番です。例えば、
伝記や名作は読書感想文の題材としては人気がありますが、伝記だから名作だからと縛られないことが大切です。本が決まらない場合は、本屋に連れて行って興味を持った本や、子供が好きで何度も読んでいる本、思い出の本などはないか探してみましょう。

読書感想文は読む人の心に残ったり、感動したり人に伝えたくなる部分がキモになります。本を読む空気を作ってやり、また無理なく読み進められるような環境づくりをしてあげることが大切です。夢中で読んでいるようであれば、心に残ったところがあとで分かるよう付箋を貼っておいてと伝えるのもいいでしょう。

▼参考記事
宿題の手伝い過ぎはNG!自主性を育む親サポート術
子どもを読書好きにする方法


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