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パーソナルカラーで変わる、セルフイメージとは?

パーソナルカラーは、セルフイメージを見直す手助けとなり、幸せを呼びこむヒントを授けてくれます。セルフイメージとは、自分自身に抱いているイメージ、すなわち自己像のこと。心に思い描いたイメージに過ぎませんが、私たちの現実を強力に支配しています。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

<目次>

セルフイメージ(自己像)とは? パーソナルカラーで変わる!

パーソナルカラーで変わるセルフイメージ

セルフイメージとは自己像のこと。心に思い描いたイメージに過ぎませんが、私たちの現実を強力に支配しています。

セルフイメージとは、自分自身に抱いているイメージ、すなわち自己像のこと。「私はこんな人間である」というイメージを具体的にあげていくと、たとえば「私は負けず嫌いだ」「私は運が良い」など、いろいろな案が思い浮かぶと思います。このように、セルフイメージはひとつではありません。

たとえば、インスタ映えを狙う心理にも、セルフイメージが深く関わっています。より魅力的な自分をアピールするために、自撮り写真を加工したり、話題のスポットに出かけたりするのは当たり前。「#写真撮ってる人と繋がりたい」「#お洒落さんと繋がりたい」などの人気のハッシュタグは、同じようなライフスタイルを送る人との交流を求める人が多いことを示しています。

就職活動などで用いる自己PRも、セルフイメージのひとつです。自己PRでは、他人よりも自分が勝っていると思う点と、企業が採用したいと思う人物像を照らし合わせ、より魅力的なセルフイメージを作り上げていきます。

このように、セルフイメージは家族や友人、学校や会社など、人間社会特有の「組織」や「グループ」の中で作られるため、他者像や世界観と影響し合っています。心に思い描いたイメージに過ぎず、生物学的な根拠はありませんが、本能に勝るとも劣らないくらい、私たちの現実を強力に支配しているといえます。
セルフイメージ,自己像,理想と現実

セルフイメージ(自己像)は、他者像や世界観と相互に影響しあっています。セルフイメージは、あなたをとりまく人や環境を変える力を秘めています

一方で、自己像・他者像・世界観は、常に変化し続けるものでもあります。たとえば属する「組織」や「グループ」が変われば、それに応じた変化も起こりうるでしょう。

セルフイメージには「私は社交的だ」「私は頭が良い」というようにポジティブなものもあれば、「私は人前で話すのが苦手だ」「私はモテない」というようにネガティブなものもあります。

ネガティブなセルフイメージを持つと、その人にとって世界は過酷な場所となり、他者に対する恐怖心や不信感にさいなまれます。反対に、ポジティブなセルフイメージを持つと、その人にとって世界は明るくあたたかな場所となり、他人を信頼し、思いやり、周囲に貢献できるようになります。つまり、セルフイメージには現実を変える力があるのです。
 

パーソナルカラー(その人に似合う色)とは?

パーソナルカラー,似合う色,似合わない色

パーソナルカラーとは、その人に似合う色のこと。その人の肌、瞳、髪の毛など、身体の色と調和し、その人をより魅力的に見せてくれます

「私はブルーが似合う」「私はピンクが似合わない」という、パーソナルカラー(似合う色)についての意識も、セルフイメージのひとつです。

「なんとなくこの色が似合う気がするけど、本当はどうなんだろう?」と思った方はぜひ、下記の記事をご覧ください。 ※あくまでも簡易診断/自己診断です。

パーソナルカラーは、その人の肌、瞳、髪の毛など、身体の色と調和し、その人をより魅力的に見せます。また、似合う色は人それぞれ異なります。上記の記事では、4つの基本タイプに照らし合わせて、似合う色・配色・イメージの大まかな傾向をとらえていきます。
パーソナルカラー,セルフイメージ,ファッション,ヘアメイク

ファッションやヘアメイクは、周囲の人に与える印象だけでなく、その人自身のセルフイメージに影響を与えます

さて、パーソナルカラーがわかると、ファッションやヘアメイクなど、主に外見作りの指針として用いることができます。

外見を整えることの効果について、心理学の研究では「他者からの評価よりも、その人自身のセルフイメージに与える影響が大きい」ということが明らかになっています。

自分に似合う色を身につけることによって、自分をとりまく世界に明るい光が差しこみ、心地よい風が吹いているように感じられるかもしれません。周囲の人がほほえんでいるように感じられたら、きっと肩の力を抜いて行動できるようになります。

他者と過去を変えることはできませんが、自分と未来は変えることができます。パーソナルカラーには、セルフイメージを変えるヒントがあるといえるでしょう。
 

似合う色で、新しいキャラクターを手にいれる

パーソナルカラー,似合う色,ブルーベース,イエローベース

似合う色は人それぞれ。パーソナルカラーの4つの基本タイプのカラーパレットは、自分に似合う色を選ぶ手がかりとなります

上図は、パーソナルカラーの4つの基本タイプに似合う代表的な色を一覧にしたものです。「あなたには、オレンジみの強い赤が似合います」「あなたには、スカイブルーのような爽やかな青が似合います」というように、パーソナルカラーは、色み(色相)、明るさ(明度)、鮮やかさ(彩度)の傾向を細やかに見ていきます。

パーソナルカラーの4つの基本タイプの詳細は、下記の記事をご覧ください。 組織やグループの中で、私たちはある種のキャラクターを演じながら、日々を過ごしています。キャラクターが定まると、組織やグループの中に居場所が生まれ、安心できるからです。しかし、キャラクターにとらわれ過ぎると、日々の生活が息苦しくなってきます。そんなとき、いつもとは違う色を身につけてみてはいかがでしょうか。
パーソナルカラー,ピンク

普段あまり身につけない色も、パーソナルカラーを選べば、周囲からも違和感なく受け入れられます

たとえば、甘え上手になりたいときはピンクを、謎めいた印象を与えたいときはパープルを身につけてみましょう。イエローを身につけると前向きな気持ちになり、ブラウンを身につけるとものごとに動じない落ち着きが備わってきます。色のイメージは、その色を身につける人の心に働きかけるのです。普段は身につけない色だったとしても、パーソナルカラーを選べば、周囲から違和感なく受け入れられるでしょう。
 

似合わない色を手放し、幸せを呼びこむ余白をつくる

パーソナルカラー,カラードレープ

本格的なパーソナルカラー診断では、カラードレープを使ってお顔うつりの良し悪しを判断します

パーソナルカラーを学ぶと、自分に似合わない色・配色・イメージもわかるようになります。

たとえば、スプリングタイプは青みがかったブルーベースの色、暗い色、にごった色が苦手です。サマータイプの色を身につけると、寂しく地味な印象になり、オータムタイプの色を着ると、顔色がくすんで重苦しくなり、ウィンタータイプの色を着ると、きつすぎて寂しく疲れたように見えます。似合わない色もコーディネート次第でおしゃれに着こなすこともできますが、難易度は高いです。

自分には似合わない色だとわかったとしても、簡単に手放すことはできないかもしれません。なぜなら、普段身につけているファッションやヘアメイクは、あなたのアイデンティティの一部でもあるからです。
モノを手放す,余白,自由

セルフイメージを刷新したいとき、似合わないものを手放すことも効果的です

しかし、変化するスピードが加速していく現代において、心を軽く、新鮮に保つことはますます重要になってきています。似合わないものを手放すと、クローゼットやドレッサーだけでなく、心に余白が生まれます。心や身体の自由をとり戻し、変化を受け入れるには、適度な余白が必要です。

セルフイメージはマジックミラーのようなもの。鏡に映った自分の姿と他の人がガラス越しに見ている自分の姿は、同じではありません。両者を照らし合わせてみると、セルフイメージと他者からのイメージの間にズレがあることに気づくでしょう。セルフイメージを軌道修正すると、あなたをとりまく人や環境も変わり始めるはずです。

パーソナルカラーは、自分らしさや目指すべき方向性を見失わないための羅針盤のようなもの。セルフイメージを見直す手助けとなり、幸せを呼びこむヒントを授けてくれるでしょう。
 
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