りんごの剥き方とは? 簡単に皮むきできるコツを紹介!
リンゴの剥き方
ところで、皮はどうしていますか? りんごの皮は食べられる部位ではありますが、渋みや歯触りが気になって、苦手な人も多いようです。ただ、りんごの皮付近に多く含まれている栄養を食べずに逃してしまうのは、もったいない気もします。
そこで、どうしても皮をむきたい場合は、できるだけ薄くむくようにしましょう。 ここでは皮を薄くむく方法をいくつか紹介しますので、自分に合った方法でりんごをおいしくいただいてみてください!
<目次>
りんごの皮の剥き方……基本の4ステップ!
りんごを食べやすい大きさに切ってからむくので、数人でシェアするとき便利な切り方です。皮をむくとき、芯を取り除くとき、白い果肉をできるだけ残して切るよう心掛けてみましょう!リンゴのむき方1
リンゴのむき方2
リンゴのむき方3
リンゴのむき方4
リンゴをむきました
包丁でくるくるとりんごを回して剥く方法
地域よっては、こちらの方法が一般的なところもあるようです。りんごはお尻の方が重いので、逆さにして持つことで、安定感が増します。ペティナイフを用意し、刃元を当てて、りんご自身を動かしながら皮をむきます。リンゴを丸ごとむくむき方1
リンゴを丸ごとむくむき方2
リンゴを丸ごとむくむき方3
リンゴを丸ごとむきました
ピーラーやアップルカッターなどの道具でりんごを剥く方法
■ピーラ―でむく方法リンゴをピーラ―でむく
リンゴをピーラ―でむきました
アップルカッター1
りんごの上にアップルカッターを乗せ、持ち手に両手を乗せます。
アップルカッター2
皮が苦手な人は剥くといいでしょう。
※刃がかなり鋭く、しっかりと体重を乗せないと刃が果肉に通りませんので、お子さんが使用する際は、必ず大人がついているようにしてください。
りんごの変色を防ぐ色止めについて
リンゴは何で色止めしていますか?
そこで、変色防止のために塩水に浸けたり、レモン汁をかけたりすることはありませんか? その他、砂糖水やはちみつ入りの水に浸ける方法も解説します。
■塩水に浸ける
塩に含まれるナトリウムイオンが、ポリフェノールの周辺に壁を作ってくれ、変色を防ぎます。塩水が濃いとしょっぱいりんごになってしまうので、水1カップに対し、小さじ1/5の塩がベストの配合です。
浸ける時間が長いと、水溶性ビタミン等が流出してしまうので、5分以内にひきあげましょう。
■砂糖水・蜂蜜水に浸ける
りんごの切り口に糖分がまとわりつくことで、薄い膜を作ってくれます。塩水由来のイオンとちがい、洗い流すと、変色防止の効果がなくなってしまうのでご注意を。水1カップに対し、砂糖・蜂蜜は小さじ1/5を用意します。
■レモン汁をふりかける
レモンのビタミンCが、酸素と結合することで、ポリフェノールと酸素が結びつくのを防いでいます。一度変色したりんごも、レモン汁に浸けると白く戻ることが知られています。レモン以外の柑橘類(ゆず、オレンジ、かぼず、すだちなど)でもできます。
りんごの栄養について
リンゴ
■ペクチン
水溶性食物繊維の一種であるペクチンはコレステロール値を低下させ、血糖値の上昇を抑え、整腸作用や、内臓脂肪を分解する作用が期待できます。皮と果実の間に多く含まれている成分です。
■アントシアニン
赤いリンゴの皮には、アントシアニンが含まれています。アントシアニンはブルーベリーやブドウなどにも含まれている成分で、植物が紫外線から身を守るために、蓄える成分です。視力の改善や眼精疲労の予防、白内障、緑内障などの眼病を予防効果が期待できます。
■カテキン
りんごの皮に多く含まれているカテキンこそが、皮の渋みの元と言われています。お茶のカテキンとは異なり、エピカカテキンと呼ばれています。エピカカテキンも抗酸化さようが高く、生活習慣病の予防効果が期待できます。
■リノール酸・オレイン酸
りんごを手に取ったとき、指にペトリと吸いつくような感覚を覚えたことはないでしょうか? ひょっとしてこれが農薬だったり人工的なワックスだったりと思ったことはないでしょうか。
実はこれはりんごの内側から染み出す成分で「リノール酸」や「オレイン酸」と呼ばれるものです。りんごはこうしたベトベトな成分を発して、皮が水分が蒸発して乾燥するのを防いでいるのです。これらを総称して不飽和脂肪酸と呼ぶのですが、悪玉コレステロールを減らす効果が期待されています。
※品種によって出ないものもあります。ふじや王林にはあまり見られず、つがるやジョナゴールドにはよく見られます。
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