手軽に食べられる、おいしくて栄養もたっぷりのみかん

みかんの剥き方はおしりやヘタから?和歌山むきって?

みかんのむき方と栄養

手の平にのるほどの果実の中に、野菜顔負けの栄養分を含むみかん。素手て剥けばすぐ食べられる手軽さと、一度に数個食べても飽きにくいのがいいですね。

冬になると不足がちなビタミンや水分を手軽に摂ることのできるみかんですが、果実だけでなく薄皮も筋(アルベド)も栄養満点! ここでは、皮の剥き方と、秘められたみかんの栄養について解説したいと思います。
   

ヘタから? おしりから? みかんの皮の剥き方

ご家庭によるとは思いますが、地方出身者が一同に会すと、それぞれが異なるみかんのむき方を披露することはありませんか?

関東出身のガイドはみかんのヘタのある側(果頂部)から花びらみたいに剥いていたのですが、それが普通だと思っていたところ……
みかん

ヘタ側から剥くと、こんな感じです。

知り合いの関西出身者は、ヘタのない側から剥いていました。
みかん

みかんを下部から剥きます

本人曰く、この方がずっと剥きやすいということでした。試しにヘタのない側から剥いてみましたが、確かに皮がはがれやすいような気がしました。

なるほど、家や地域によって色んな剥き方があるのですね。

さて、みかんの一大産地のひとつ、和歌山周辺には、これまた独特の剥き方があるそうです。
 

みかんの和歌山むきを知っていますか?

有田みかんの生産地でもある和歌山では、皮ごとみかんを割ってから、果実を皮から外すようです。この剥き方は「和歌山剥き」あるいは「有田剥き」と呼ばれており、なかなか理にかなった方法のようです。ではどのように剥くのでしょうか。

1.果頂部に両法の親指をグッとさしこみ、果実を皮ごと左右に引き割くようにして割ります。
みかん

まずは真ん中に指を差し込んで…


2.半分に割れました。
みかん

半分に割れました


3.同様の方法でもう半分に割ります。
みかん

4等分になりました


4.ヘタのある側から果肉を外すと、白い筋(アルベド)がほどよく取り除かれた状態で、皮からはがすことができます。
みかん

下部から引っ張ると果実がスルンと取れます

一度やってみると分かりますが、この方法だとみかんをとても早く剥くことができます。また、全部ではありませんが、白い筋がうまい具合にはがれるので、後から1つずつ筋を取り除く必要がないのがメリットなのかもしれませんね。

ちなみに新鮮なみかんは、皮と果実の間にわずかな空間があるので、皮に割れ目を入れれば簡単に皮を剥くことができます。

保存状態が悪いみかんだと、皮が乾燥して縮み、果実にピッタリとひっついてしまうことがあります。こうなると、チビチビとシールをはがすようにして剥くことになってしまいます。保存には気をつけましょう!
 

みかんの栄養ービタミンCの宝庫ー

みかんはビタミンCが豊富なことが知られています。ビタミンCはコラーゲン生成に必要な成分で、肌の乾燥予防、風邪予防などが期待できます。M玉を2個食べれば、一日の必要量をクリアできるほどの量を含んでいますので、特に冬は積極的に食べておきたいものですね。

ただしビタミンCは水溶性のため、体内ですぐに溶けて排出されやすい性質を持っています。なので、ビタミンCの補給源として食べるのであれば、数回に分けて食べることをおすすめします。
 

みかんの栄養ーカロテン・クリプトキサンチンー

濃いオレンジ色の成分にはカロテンが含まれており、粘膜を健やかに保つ効果があるので、風邪予防にてき面です。なんとみかんは、緑黄色野菜に匹敵する量のカロテンを含んでいるのです。

そして特筆すべきなのが、機能性成分のクリプトキサンチン。これもオレンジ色の色素成分のひとつで強い抗酸化作用を持っていることで知られており、生活習慣病の予防などに効果的です。

他にも整腸作用のある水溶性食物繊維のペクチン、抗酸化作用の高いビタミンEを多く含みます。
 

みかんの薄皮と白い筋の栄養

みかんの果実を包む薄皮と白い筋にも注目!
アルベド

みかんの白い筋も栄養が豊富

ここには食物繊維とヘスペリンジ(毛細血管を丈夫にする、中性脂肪を減らす)が含まれています。

白い筋は口当たりが悪いので、きれいに取り除く人も多いかと思いますが、栄養分があるので、それほど神経質になって取り除かなくてもいいのかもしれません!


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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。