タイプ別毛穴ケア!皮脂量増加による毛穴トラブル
まずは自分の毛穴タイプをチェック!
開いた毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまうと、さらに毛穴がポツポツと目立つようになり、夏が過ぎてもなかなか改善せず、そのまま毛穴がたるんでしまったり、いちご鼻になってしまう恐れも。毛穴に悩む方は、まず自分の毛穴タイプを知りましょう。
・開き毛穴
毛穴の中の皮脂線から分泌される皮脂量が多いために、毛穴が大きく開いた状態。皮脂の分泌量が急激に増えた場合や、生まれつき皮脂腺が大きいオイリー肌で赤ら顔のひとに多い。
・詰まり毛穴
過剰な皮脂と古い角質や汚れが混ざり合って角栓になった状態。Tゾーンに多く見られ、触るとザラザラしています。
すっぴん力の高いパリジェンヌが愛用する、収れん化粧水
Tゾーンは特に毛穴の開きが気になる部分です
これはフランスのスキンケア方法にワケがあります。水で洗い流さないで、ふきとる洗顔が主流のフランスでは、洗顔またはクレンジング後に、肌に残った洗顔料やクレンジング剤、汚れや皮脂を取り除き、皮脂バランスを整えるために収れん化粧水を使用するためです。洗顔料またはクレンジング剤で肌の汚れを浮かしたら、収れん化粧水を適量コットンにとり、そっとやさしくふき取ります。
収れん化粧水は、毛穴をひきしめると同時に、肌をひんやりと気持ちよく整えてくれるので、洗顔への満足感も一層アップ。素顔で過ごすことの多いパリジェンヌは、日々収れん化粧水で毛穴をひきしめて、キメ細やかな肌を保っています。
収れん化粧水とは?
フランスでは収れん化粧水はコットンにとり、ふきとり洗顔に使用
収れん化粧水にはメントキシプロパンジオール、カンフル(樟脳)、エタノールなどが配合されており、それらの成分が肌をひきしめて、清涼感を与えてくれますが、敏感肌の方には稀に刺激が強いことがあるので、使用前に腕の内側などでパッチテストをして、自分の肌に合うかどうか確かめることをおすすめします。また最近ではノンアルコールの収れん化粧水もあるので、成分を確かめてから購入するとよいでしょう。
敏感肌でも安心!収れん効果のあるローズウォーター
フランスで古くからスキンケアに活用されているローズウォーター
ローズウォーターには保湿や皮膚を柔らかくする作用のほか、殺菌・鎮静、収れん、皮脂をコントロールする作用があり、安心して全ての肌体質に使えるため、古くから愛されています。敏感肌のひとはローズウォーターから始めてみてもよいでしょう。
収れん化粧水の基本の使い方
収れん化粧水は、通常の保湿ケアの後につけるのがポイント
フランスではふきとり洗顔に使われる収れん化粧水ですが、日本でのその使い方はフランスの使い方と異なります。
日本で販売されている収れん化粧水は、通常の保湿ケアで十分に潤った肌に使用することで効果をあげるよう作られており、毛穴をひきしめて、先につけた化粧水や乳液やクリームなどの有効成分を肌に閉じ込める役割もしています。
洗顔後に化粧水、乳液またはクリームをつけた後に収れん化粧水をつける《 洗顔→化粧水→乳液やクリームなど→収れん化粧水 》の順にお手入れを行います。
特に毛穴のたるみが気になるときは、フランス流使いもOK
基本の使い方は、化粧水・乳液やクリームの後に使う方法ですが、特に毛穴のたるみが気になるときは、フランス女性のように洗顔後すぐ使用することもできます。その後、通常の保湿ケアを続けます。この方法の場合、敏感肌の方はアルコールフリーの収れん化粧水を選びましょう。《 洗顔→収れん化粧水→化粧水→乳液やクリームなど 》の順にお手入れを行います。
コットンで優しくパッティング
手首をリズムカルに動かして、優しくパッティング
収れん化粧水は手でつけるよりも、コットンでつけるのがオススメです。コットンの裏までしっかり染み込むように収れん化粧水を含ませて、手首を使ってリズミカルにごく優しく、肌がひんやりするまでパッティングします。Tゾーンなど毛穴のひらきや詰まりが気になるところはより入念に。
収れん化粧水は皮脂の流出を抑える機能があるので、どちらかというとオイリー肌、混合肌に向いています。乾燥肌・敏感肌の方は気になる箇所だけ収れん化粧水でパッティングしてください。
詰まり毛穴は、角質ケアをしてから収れん化粧水を
皮脂と古い角質が混ざり合って、毛穴をふさいでしまった詰まり毛穴の場合は、収れん化粧水をつける前にまずは角質ケアを。クレンジングする前にスチームをあてて汚れを浮かせたり、ゴマージュで毛穴の汚れを取り除く、あるいはピーリングコスメや酵素洗顔で古い角質を剥がれやすくするケアをプラスしましょう。
いかがでしたか?夏に開いた毛穴は今のうちにひきしめて改善!トラブルは持ち越さないようにすることが、スキンケアの大切なコツです。
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