アンチエイジング/アンチエイジング化粧品

紫外線防御+αのスゴ腕!2016年最新日焼け止め事情

肌に受ける日差しの強さを日に日に感じるこの時期、やはり気になるのが日焼け止め。紫外線からの防御は当たりまえ。今年は、肌にダメージを与えるさまざまな外的刺激からプロテクトする次世代型日焼け止めがお目見えしました。

藤井 優美

執筆者:藤井 優美

アンチエイジングガイド

肌の老化を加速させるのは紫外線だけじゃなかった!

「光老化」は、予防できる老化と言われています

「光老化」は、予防できる老化と言われています

シミだけでなく、シワやたるみといった気になるエイジングサイン。そもそも肌の老化には、年齢を重ねることでさまざまな機能が低下して起こる「生理老化」と、紫外線ダメージによる「光老化」の2つがあります。「紫外線をどれだけ浴びたか」により肌にエイジングサインが現れる「光老化」は、予防できる老化と言われています。そこで大いに頼りになるのが日焼け止め(UVケア)なワケなのですが、日焼け止めといえば、肌が乾燥する、白浮きする、塗っていても焼ける……といったネガティブな印象がありました。が、それももはや過去のお話。近年は製剤や処方技術の進化でそんなネガティブさも払しょくされ、高プロテクトなのに使い心地は美容液のようなUVケアが数多く登場しています。


2016年のUVケアは「ブルーライト・近赤外線・大気汚染物質」が鍵

プロテクト力は最高値でテクスチャーもいいのであれば、正直これ以上進化しようがないのですが、一歩先いく研究者の着眼点は違いました! それは、「肌の敵は紫外線だけではない」という新事実。2016年、キーワードとなったのは、「ブルーライト」「近赤外線」「大気汚染物質」の3つ。大気汚染は、タバコの煙やPM2.5など有害物質であることがお分かりだと思いますが、ブルーライトと近赤外線は紫外線と同じ光のこと。ちなみに、太陽は紫外線から可視光線、赤外線までのさまざまな波長の光を放っています。地球表面には5%の紫外線、40%の可視光線、55%の紫外線が届いています。紫外線と赤外線は肉眼で見えませんが、可視光線は人間の視力で捉えることができる波長の光。ブルーライトはこの可視光線の中に含まれます。

今回キーワードとなったこれら3つのものは何となく肌によくなさそうだというのは薄々と感じていましたが、その感覚はやはり間違っていませんでした。

次のページで、3つのキーワードが肌に及ぼす影響をご説明します。

 

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