2.国内外で最も有名な北京ダックレストラン「全聚徳」
北京ダックを頼むと料理人が目の前で切り分けてくれる
パリッジュワーの食感がたまらない。一枚目は荷叶餅(ダックの皮)なしでご賞味を
全聚徳は北京ダックの調理法「掛炉(あぶり焼き)」を生み出したことで知られています。それまでの調理法「燗炉(蒸し焼き)」と比べ、焼き上がりのダックは皮がパリッとしていて、肉がやわらかいのが特徴です。今ではほとんどの北京ダックレストランがこの「掛炉」を採用しています。ちなみに、北京にもう一軒ある老舗北京ダックレストラン「便宜坊」は、伝統的な調理法「燗炉(蒸し焼き)」を採用していますので、食べ比べしてみると面白いです。
前門本店はいつでも満席。並ぶ覚悟でお出かけを
※……全聚徳は庶民向けのリーズナブルな店舗と、昔ながらの店舗があり、前門店などはその両店が並んでいるのですが、せっかく食べるなら多少お値段が高くても昔ながらの店舗がベストです。
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■全聚徳和平門(本店)
住所:西城区前門西大街14号楼
TEL:010-6302-3062
営業時間:11:00~13:30、16:30~20:00
予算:約300元/人
近くの見所:前門、天安門、故宮博物院
>>>北京には他にも人気の北京ダックレストランがたくさんあります。北京ダックレストランをお探しの方「北京の北京ダックレストラン」をどうぞ。
3.王侯貴族や文化人が愛した究極の羊の焼肉「【火考】肉季」
代表料理「【火考】羊肉」98元~。味もボリュームも大満足の人気メニュー (C)聚徳華天
羊以外の料理も充実。炸烹蝦肉。サクッ、ホロリの食感がやみつきに (C)聚徳華天
【火考】肉季は古き良き北京の街並みの残る后海に位置します。この后海というエリアは、元々王侯貴族の住む地域だったため、【火考】肉季にはラストエンペラー溥儀の従兄弟・溥儒や、作家・老舎が愛用していたことでも知られます。店内からは四合院や胡同といった伝統建築が点在する湖畔の風景が堪能できるのも魅力です。
優美な店内。内装やサービスなど総合的にハイレベル (C)聚徳華天
無形文化遺産に認定されている「武吃自【火考】」。分厚い鉄板で焼き上がる羊肉は超絶美味 (C)聚徳華天
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■【火考】肉季(后海本店)
住所:西城区前海東沿14号(銀錠橋側)
TEL:010-6404-2554、6406-9719
営業時間:11:00~23:00
予算:約200元/人
近くの見所:后海