エクササイズ/お腹ダイエットエクササイズ

お腹エクササイズでむだ肉を解消!腰痛持ちもできるペッタンコ腹体操

体重が増えたワケでもないのに、「お腹がポッコリしてきたな……」という人は、食べ過ぎが原因ではないかも。今回は、お腹のぜい肉を取るための腸内環境を整える方法とエクササイズをご紹介します。日常にエクササイズを取り入れて、美腹生活を送って下さい。

森 和世

執筆者:森 和世

エクササイズガイド

 

お腹のエクササイズ! 腸内環境を整えよう

お腹のエクササイズ

栄養のバランスを考えた食事内容が、美腹には大切です

朝晩の冷えを感じる季節は、温かいスープやこってりとした濃厚なホワイトソースなどが食べたくなる人も多いかもしれません。これは秋になるとセロトニン分泌量が減少するためと考えられています。セロトニンの分泌を促すためには、乳製品、肉類、糖質の摂取が効果的と言われているので、秋から冬にかけては太りやすい食事を好む傾向が強くなります。
(※セロトニン:心臓機能や代謝、呼吸などを管理する自立神経を調節し、心身ともにヘルシーな状態に保ってくれるホルモンであり、日光にあたった時間によって分泌量が調整される)

しかもこのセロトニンは、最近の研究結果から、「セロトニン」の9割以上は、『脳』ではなく『腸』から出ていることが判明したのです。心の働きをコントロールする「セロトニン」は、脳内の神経伝達物質の1つとして知られていますが、実はその95パーセントは腸の蠕動とともに分泌されています。「腸が蠕動する→セロトニンが分泌される→心が安定する」。つまり、腸の動きが不安定になるとストレスが溜まり、暴飲暴食やウツへ発展するとまで考えられています。
 

簡単にセロトニンを分泌させるには?

■お腹を温め、腸を温める
腸は熱を持つと幸せを感じて「セロトニンをだそう!」と脳に伝達します。普段から温かい飲み物を飲んで身体を温める食事をすることは、身体にとっても精神を安定させるためにも大事なコトなのです。

■ 『偏食』はセロトニン分泌を妨げる
同じものばかり食べていると、体温調整がスムーズに行えなくなり、腸が脳にセロトニン分泌指令を出さないため、暴飲暴食傾向になると言われています。

■『腹筋』を鍛えて熱を作る
腹筋が低下すると、脂肪が増えて逆にお腹は冷えてしまいます。筋力は熱を作ってくれますし、腹圧を高めると便秘解消にも効果的です。
 

便秘解消にオススメ!朝からお腹ペッタンコエクササイズ

このエクササイズは、腸の動きをよくするので便秘解消に効果的です。今回はスモールボールを脚の間に挟んで動作するので、お尻から太もも、骨盤周辺の深層筋まで鍛えるので骨盤のゆがみ改善、腰痛改善、ポッコリお腹の解消効果が期待出来ます。

週3回~4回の実践で、全身のラインが変わってきますから積極的にトライしてみて下さい。

1.床に仰向けになります。両手は床に下ろし、両足にスモールボール(クッション等)を挟み膝を立てます。
動作1

動作1

2.ゆっくりとお尻を床から離し、膝の高さまで腰を引き上げます。この時、挟んだボールをギュッと膝で押しながら、太ももの内側に力を入れ内転筋に力が入っていることを意識しながら動作して下さい。普段の生活で鍛えずらく、たるみやすい内腿も一緒に引き締めましょう。
動作2

動作2

3. ゆっくりと腰を床に戻し、8回×1セットを目安に動作を繰り返しましょう。慣れてきたらセット数を増やしてみて下さい。
動作3

動作3

 

寝る前のお腹ペッタンコエクササイズ……食いしん坊、腰痛持ちにも!

このエクササイズは、腰痛改善に効果があります。腰痛になる主な原因は、腹筋力の低下が挙げられます。膝を真横に倒し、腹横筋という筋肉のベルトを作ることで腰痛は改善され、ポッコリしていたお腹もスッキリしてきます。さらに、ねじる動作で消化不良も解消するので、食べ過ぎた日の夜はじっくり動作して、お腹の動きを良くしてみてください。
ただし、食事後2時間は空けてください。

1.床に仰向けになり膝にスモールボール等を挟みます。両手を肩の高さに伸ばし、かかとを膝の高さまで引き上げます。
動作1

動作1

2. 5秒ほどかけて、ゆっくりと両膝を右床ギリギリに倒します。この時、左肩が床から離れ過ぎないように注意しましょう。5秒ほどかけて、ゆっくりと両膝を正面に戻します。
動作2

動作2

3.反対側も同様に動作しましょう。左右8回×1セットを目安に動作し、慣れてきたらセット数を増やしてみて下さい。
動作3

動作3

 

お腹のエクササイズを習慣にしよう!

このエクササイズは、骨盤底筋群の筋力アップに効果的です。お尻を持ち上げる時は、骨盤底筋(会陰部付近)を優しく閉めて動作して下さい。骨盤のゆがみの改善や、生理痛や尿漏れなど女性の悩みを改善してくれます。もちろん、お尻を持ち上げる動作時に、みぞおちから恥骨まで位置する腹直筋を鍛えるので、お腹にうっすら筋肉の割れ目ができるほどお腹の引き締め効果は抜群です。動作中はお尻がバタン!と落ちないように、ゆっくり動作して下さい。

1.床に仰向けになり、膝にスモールボール等を挟みます。かかとを床から離します。
動作1

動作1

2.お尻を床から持ち上げ、両膝が顔の上まで膝を引き寄せます。
動作2

動作2

3.ゆっくりとお尻を床ギリギリまでおろし、8回×1セットを目安に動作を繰り返しましょう。動作のポイントは勢いではなく、お腹の筋肉の甲羅を一つ一つ丸めるようなイメージでお尻を床から持ち上げる、下ろすようにしてみて下さい。
動作3

動作3

いかがですか?お腹の調子は心の状態でもあることを忘れずに、美腹生活を送ってみて下さい。きっと心身ともに健康であれば、ウエストのムダ肉も落ちるはずです。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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