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美しい艶髪の秘訣は「タイプ別」頭皮スキンケア

40代「頭皮の曲がり角」は薄毛の前兆? 髪のハリ・コシがない、ボリュームが足りない、そんな声が増えてくるのが30代後半から40代の大人世代。それなのに、まだ薄毛や抜け毛には至っていないし、と頭皮ケアを後回しにしていませんか? 今後、頭皮ケアは頭皮スキンタイプで選ぶ時代になるはず。一歩進んだケアで悩み知らずの美髪を維持しましょう。

奈部川 貴子

執筆者:奈部川 貴子

ビューティティップスガイド

頭皮の曲がり角は40代
ハリ・コシのなさ、ボリュームダウン、白髪に加えて
頭皮の痒みや赤みに悩まされる人も急増中

髪の曲がり角

髪の曲がり角

髪のハリ・コシがない、ボリュームが足りない、薄毛・抜け毛が心配。そんな声が増えてくるのが30代後半から40代の大人世代。働く女性の9割以上が、「髪にハリ・コシがない」「髪の量が少ない」「白髪が気になる」などの悩みを実感しています。

さらに頭皮の乾燥やフケ、かゆみ、赤みなどの不快感を感じている人も急増。ヘアサロンでシャンプーをしてもらった際「痒いところはございませんか?」と聞かれ、本当は痒いのにそう言えないが多いようです。


髪のハリ・コシと頭皮コンディションには大きな関係が!

実は髪のハリ・コシやボリュームと頭皮のコンディションには相関関係があり、年齢を問わず6割以上の女性の頭皮に肌あれがあること、頭皮が肌あれしているほど髪のハリ・コシの強度が低下していることが資生堂の調べによりわかっています。頭皮の肌あれなどによって、炎症に伴って放出される炎症性因子が、髪のハリ・コシに関係する「KAP5遺伝子」の活性を低下させるのだそう。

特に40代の頭皮は肌あれしてゆらいでおり、まさに「頭皮の曲がり角」ともいえそう。それなのに具体的なケアをしていない人が意外に多いのです。まだ薄毛や抜け毛には至っていないし、と頭皮ケアを後回しにしていませんか?

オイリー頭皮とドライ頭皮、あなたはどちらの不快感がある?

国際抗老化再生医療学会で2015年3月に行われた毛髪セミナーによれば、髪のハリ・コシの喪失やボリュームダウン、頭皮の不調などの背景には「頭皮の過敏化」があげられるとのこと。この頭皮の過敏化には大きく分けると2つの傾向があり、あぶらっぽくて赤みのある脂漏型頭皮=オイリー頭皮と、カサカサして痒みがある乾燥性頭皮=ドライ頭皮とがあります。

●オイリー頭皮の場合
過剰な皮脂が、紫外線や常在菌によって過酸化脂質や遊離脂肪酸などの刺激物質へ変わり、炎症、ニオイといった頭皮トラブルを引き起こします。

●ドライ頭皮の場合
乾燥してカサカサになり、バリア機能が低下してムズムズした痒みが起こり、頭皮に炎症やトラブルを引き起こします。

これからは漠然と頭皮ケアをするのではなく、顔のケアと同じように頭皮ケアもスキンタイプによって選ぶ時代になります。

次ページでは「40代の髪悩みにオススメのアイテム」を紹介します。

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