簡単! 産後のお腹ひきしめエクササイズ
10か月かけて大きくなったお腹は……?
出産から数か月。赤ちゃんの居る生活にもなんとなく慣れ、少しずつ体力も回復してくると気になるのが「自分の体」の変化。
どんどんお腹が大きくなることに喜びを感じる妊娠期に比べて、戻らない体重、妊娠前と明らかに違うボディラインに悩んでしまうママも多いのではないでしょうか?
大きくなっていく子宮にに合わせて、お腹周りの皮膚や筋膜(筋肉を包む膜)は10か月かけて徐々に伸びていきます。中にはその伸びるスピードについていけず妊娠線ができてしまったり、筋肉同士を繋げる組織が離れてしまったりすることも。
普段と違ってダメージを受けているお腹周りだからこそ、正しいエクササイズで緩やかに引き締めていきたいですよね。
赤ちゃんのお世話が中心になってしまい中々自分のために時間が割けないママのために、赤ちゃんも一緒にできて尚且つ楽しい! そんな簡単エクササイズをご紹介です。
赤ちゃんと一緒にチェストリフト
まずは赤ちゃんをすねに乗せます。
1.膝を三角に立て、すねの部分に赤ちゃんのお腹を当て脇を両手で支えます。背骨を上下に長く引きあいながら、お腹を引き込み背中を少し丸めます。
背骨は長く感じ続けます。
2.そのままゆっくり仰向けまで寝っ転がっていきましょう。息を吸って準備です。
ウエストは長いまま……
3.息を吐きアンダーバストを両脇からおへその方に集める意識で、頭からゆっくり起こしていきます。このとき、できるだけお腹にシワが寄らないように、ウエストラインを長く保ちながら行いましょう。
元の位置に戻ります。
4.息を吸いながらスタートの際よりも遠くに頭を下すイメージで、元のポジションに戻ります。もう少し頑張れそうな場合は、頭を持ち上げたまま数回呼吸をしながら赤ちゃんをあやしてあげても良いですね。
このエクササイズは腹直筋を強く使うエクササイズではありませんので、肩甲骨が床から浮く程度まで頭を上げていけば十分です。
(腹筋の種類:記事「
くびれ作りに欠かせない!わきばらを徹底ストレッチ!」)
赤ちゃんに話しかけながらできる程度のペースで、10回~15回行いましょう。
もっと楽しく! アシステッド・ロールアップ
仰向けからスタート
1.チェストリフトと同じように、仰向けからスタートです。息を吸い込み、背骨を長く感じましょう。
チェストリフトと同じように……
2.息を吐きながら頭のてっぺんからゆっくり持ち上げていきます。シールをはがすように、ゆっくり丁寧に上げていきます。
足と赤ちゃんの重みを利用しましょう。
3.息を吐き、お腹を小さく絞ります。スピードをコントロールしつつ、赤ちゃんの重みに助けられながら起き上がっていきましょう。このとき、呼吸はゆったりと続けます。何度息継ぎをしても構いません。
上手に出来たら、飛びっきりの笑顔で「ばあ!」
4.つま先が床に付くところまで起き上がってこれたら、笑顔で赤ちゃんに「ばあ!」と言ってみましょう。息を吸って、逆の手順で仰向けに戻ります。
この2つのエクササイズをする間、視線は常に赤ちゃんの目に向けておきましょう。赤ちゃんはママに見られているという安心感と、触れられている心地よさできっとご機嫌なはず。長時間の抱っこで反り返りがちな腰まわりを、ストレッチしながら床でほぐすようなイメージでやってみてくださいね。骨が当たって痛い場合は、マットやバスタオルを敷くのを忘れずに!!
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