熱、水毒、気滞、オ血タイプは要注意!
素材の味を生かした和食は、薬膳でも提案しやすい
そのかわり、エネルギー不足の気虚タイプ、栄養分が不足している血虚タイプ、カラダを温める力が弱い陽虚タイプは、先にあげた体質に比べるとダメージの度合いは少ないといえるでしょう。ただし、揚げ物の摂りすぎは胃腸の機能を妨げ、消化吸収力にも悪影響が出るので、胃腸が弱いタイプには不向きです。
揚げ物にはサンザシや陳皮と一緒に
みかんを食べたら、皮は捨てずに陳皮にしよう!ちなみにサンザシの魅力を書いた記事はこちら
- サンザシ
- 陳皮
自宅で揚げ物を作るなら、サンザシや陳皮の粉末を一緒に衣にいれてもいいですね。薬膳の発祥地でもある中国では、酢豚にパイナップルをいれる要領で、サンザシを一緒に煮込むお店もあります。
ちなみに、体内に熱がこもっている熱タイプや、気のめぐりが悪く、膨満感があるタイプには「大根」が有効です。消化酵素が含まれ、種子は「ライフクシ」という消化促進の生薬でもあります。もし自分がこれらのタイプなら、揚げ物を食べるときにはぜひおろし大根を添えたり、大根サラダと一緒にどうぞ!