■2014パングランプリ東京 大会会長賞
「ハピネス」
ハピネス
ドーナツ部門の準グランプリ、大会会長賞は株式会社ル・スティルの岡垣その子さんの「ハピネス」でした。
これはいわゆるクロワッサンドーナツ。クロワッサン生地をドーナツ生地で包んで折り、型で抜いて発酵を取らずに揚げています。生地にもトッピングにもさっくりと爽やかな味わいになるように工夫が見られました。トッピングのレモンクリームの酸味が全体を引き締めています。
ハピネスはみんなのぱんやで販売が予定されています。
岡垣その子さんは2012年にカレーパン部門でも受賞されています。
「根カレーパン」
みんなのぱんや
住所:千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング B1F
TEL:03-5293-7528
【関連記事】
みんなのぱんや【丸の内】(2006)
"Baguette Durum"
Baguette Durum
バゲット部門の準グランプリ、大会会長賞は株式会社ル・スティルの大平勇介さんの"Baguette Durum"でした。
これはデュラムセモリナ粉を50%使用したバゲットです。薄くバリっとしたクラスト、オーバーナイトで旨みを引き出した生地はしっかりと食べ応えがありました。
"Baguette Durum"はゴッサムグリルでサーヴされる予定です。
ゴッサムグリル
住所:渋谷区東3-16-10 J-Park恵比寿3 ALTIMA1F
TEL:03-5447-0536
【関連記事】
ゴッサムグリル
「フランボワーズのクロワッサン」
フランボワーズのクロワッサン
クロワッサン生地を使ったパン部門の準グランプリ、大会会長賞は株式会社洗足ベーカリーの福久勝弘さんの「フランボワーズのクロワッサン」でした。
クリームチーズとラズベリージャムのフィリング入りのクロワッサン。ロンシェールでは、デニッシュ生地にてこの夏から販売されています。10月下旬以降は洋梨などフィリングを替えて販売予定。
ロンシェール
住所:目黒区洗足2-25-1
TEL:03-3781-5292
今年のお題はドーナツ、バゲット、クロワッサンという、ベーシックな品目でしたが、バゲットをのぞいて、トッピングやフィリングに趣向を凝らしたものが多かったようです。素朴な外観イコール「つまらない味」とは違うから、もうすこし生地で勝負する人がいてもよかったのではないかと感じましたが、こうしたところも日本のパンのひとつの特徴かもしれません。
今回は受賞7人中4人がヴィロン (ル・スティル)の職人さんでした。審査はブラインドで行われ、どこの誰が作ったか、審査委員には表彰式まで明かされなかったので、やはり日ごろからヴィロンで、職人の感覚が鍛えられる小麦粉を使っている人たちだけある、と思ったのでした。素材選び含め、技術、センスを感じる作品の数々に感動しました。
【関連記事】
2009パングランプリ東京
クリームパン部門、ハムとチーズのサンドイッチ調理パン部門、オリジナルパン部門
2010パングランプリ東京
食パン部門 焼きこみ調理パン部門 夕食に合うパン部門
2011パングランプリ東京
メロンパン部門、デニッシュ部門、東京ご当地パン部門
2012パングランプリ東京
朝食向きの山型食パン部門、カレーパン部門、夕食向きの国内産小麦パン部門(国内産小麦100%使用)
2013パングランプリ東京
あんパン部門 シュトレン部門 パンペルデュ部門