祇園に次世代の日本料理店がオープン！　白川たむら(2ページ目)

コース一例

・先附
先附は3種類あり、写真左側がガラスの器に入った「飲むフルーツジュース」。下から「ルバーブ」「スイカ」「無花果」の三層構造となっており、一番上には舌の上で弾ける「パチパチキャンディー」が乗せられています。

右側の先附は焼き菓子のような感じで、アオサ、焙じ茶、チーズを使ったマカロンの3種類。

3つめの先附は別添えで、北海道の低温貯蔵氷室出しジャガイモのチップスに、「フルーツトマト」と「イカのフリット」をサンドした一品が登場。田村さんは大阪の「Fujiya1935」で修行されてきたこともあり、こういったユニークな先附を出されているとか。

楽しい＆美味しい驚きがある、素敵なスターターですね。


・椀物
椀物は「白ぐじ」「松茸」「金糸瓜」「雲丹」。「白ぐじ」の上品な身質に、「松茸」の香り、「雲丹」のコク、「金糸瓜」の食感、そして丁寧に作られたことが伝わってくるかのような出汁の旨さ。晩夏～秋の季節感をギュッと詰め込んだような贅沢な味わいでした。


・野菜
まずは、蓮の葉に包まれて登場です。

そして蓮の葉を広げると、中から美しく彩られた夏と秋の野菜が現れます。

セイロンティーのジュレに、秋茄子のエスプーマの相性の良さにも驚きましたが、どの野菜もとても素材味が濃く、美味しい驚きがあるのです。和と洋のエッセンスを融合させた、お見事な一品でした。

次のページからは、パフェ仕立ての向附や華やかなデザートを御紹介します