中国茶/プチ不調を治す「中国茶+α」

梅雨時期に飲みたい豆乳ウーロン茶(3ページ目)

梅雨時期には、ちょとした不調が慢性症状に変化したり、持病が悪化しがち。そんな梅雨時期に役立つ、薬膳を取り入れた身体にやさしい中国茶レシピをご紹介。病気の素因となりうる「湿邪」を知り、今できる対策を取り入れて、健やかに夏を迎えましょう。

久永 佳子

執筆者:久永 佳子

お茶・中国茶ガイド


健脾利湿の薬膳茶「豆乳ウーロン茶」

豆乳ウーロン茶

 

中国の家庭の多くでは、薬膳の理論に基づき、日常的に病気の予防や美容を意識した健康茶を取り入れています。薬膳というと難しくてあまりおいしくないものと思われがちですが、簡単に取り入れられるおいしい薬膳茶のひとつとしてご紹介したいのが「豆乳ウーロン茶」。

健脾利湿(けんぴりしつ)とは、胃腸の働きを整え、余分な水分を体外に排出すること。蒸し暑く感じるとき、体内に余分な水分が溜まった「内湿」に対して力になってくれそうです。

材料
  • 烏龍茶の茶葉 5g
  • 豆乳 200ml
  • 陳皮 5g
作り方
  1. 濃い目に抽出した烏龍茶100mlと豆乳200mlを鍋で温める
  2. 沸騰直前に陳皮を加えてひと煮立ちさせる
  3. 茶漉しで陳皮を取り除いたらできあがり

烏龍茶を使うことで、豆乳特有のクセのある匂いが緩和され、鼻をくすぐる烏龍茶の香りとミルキーで滑らかな舌触りが楽しめる「豆乳ウーロン茶」は、ホットでもアイスでもおいしくいただけます。お好みで、蜂蜜やシュガーを加えてお楽しみください。

比較的発酵度の高い烏龍茶がおすすめ。紅茶のような味わいが楽しめる東方美人や、香ばしさがアクセントになる岩茶、安渓鉄観音などを使うと、豆乳独特の匂いを上手く隠し、豆乳がお茶の味をまろやかにしてくれます。

ジャスミンとトウモロコシを使った薬膳茶レシピ>>

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