リーダーシップ/リーダーシップ活用事例

アジアカップ優勝-なでしこジャパンのリーダーシップ(2ページ目)

なでしこジャパンはワールドカップで優勝、ロンドン五輪で銀メダルを獲得するなど、トップランキングの常連。常に世界チャンピオンを狙える位置にいます。アジアカップでも念願の初優勝を果たしました。中心である澤選手や宮間選手を例にリーダーシップについて考えていきましょう。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


意識レベルに紐付された行動レベルで成果が決まる

目線を高くして、意識も高くなれば、行動は変わっていくもの

目線を高くして、意識も高くなれば、行動は変わっていくもの

“心・技・体”という言葉をよく聞きます。能力もしくは成果の構造をイメージしてみると、まずは土台である体、次に基盤である心、最後に技が搭載されています。心の上に技があることから、心が技の前提であることがお分かりになろうかと思います。

結局のところ、本気で優勝を目指しているメンバー数が多いほど優勝確率は高いかと推察できます。中間に位置する、心の在りかたは重要で、高い目標設定こそが高い意識と行動を生み出す源泉となるのです。ここはリーダーが押さえるべきポイントでしょう。

超一流のプレイヤーは高い意識レベルと紐付けされた行動レベルを持っています。その蓄積こそが分水嶺で、3年、5年、10年と経過するごとにその差は大きくなっていくものです。高い目標設定と本気で達成するという意識されあれば、80%は達成したものと考えて下さい。

行動で示すリーダーの澤選手、言動で示すリーダーの宮間選手、それぞれタイプは違えど、澤選手は主将としてワールドカップ優勝、宮間選手は主将として宿願のアジアカップ優勝へと導きました。重要なことは、自分はどういうタイプかを見極め、自分のスタイルでリーダーシップの最適化を図ることでしょう。

利他の精神は日本人の真骨頂です。一人ひとりがポジションの役割を果たすと同時に、チームメンバーとして犠牲的な精神でリカバリーすることは集団第一主義の日本人の強みと言えましょう。


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