フランス語の名詞…男性形と女性形で意味が異なる名詞まとめ
livreというフランス語の意味は?
livre(リーヴル)は本じゃないの?性別で異なるフランス語名詞
250g de beurre
助けがいるの?助力者がいるの?ややこしいフランス語名詞
お次は英語のhelpにあたるフランス語の名詞aide(エド)。この名詞もややこしく男性形で用いるときは人間である「助力者」を表し、女性形を用いる場合は「助力」の意味になります。同じように、男性形で人間、女性形で抽象名詞を表す例には、clitique (クリティック/批評家ー批評)、mort(モール/死人ー死)などがあります。オレンジって、果物?色?
今度は、色にまつわる名詞をみてみましょう。色に関しては形容詞で使うことが多いので修飾する名詞の性・数にあわせて変化させる練習はおなじみかと思います。それでは、「~色」という名詞の場合はどうでしょう?色名は通常形容詞の「男性形」を用いますので、例えば「黒色」を意味するnoir(ノワール)は男性名詞となります。ところが、中にはorange(オランジュ)やrose(ローズ)のように、色名とその色に関連する名詞の性別が異なるものがあります。つまり、orangeが男性名詞の場合は「オレンジ色」を意味し、女性名詞であると果物の「オレンジ」となります。roseも同様。男性名詞が「ピンク・バラ色」を示し、女性名詞が植物の「バラ」を指すわけです。知ってるかな?似て非なる例
Le tour ? La tour ?
- tour(一周/塔)→ 従って、自転車レースとして有名なツール・ド・フランスはLe Tour de France(ル トゥール ドゥ フランス)、エッフェル塔はLa Tour Eiffel(ラ トゥール エフェル)となります。
- manche(柄/袖)→T-shirts à manches courtes(半袖Tシャツ)のように通常は複数形なのであまり間違うことはありませんが、courtes(クルト/短い)という形容詞を付ける際にしっかりと女性・複数形になることを覚えておきましょう。
- mémoire(報告書・論文/記憶)→「君、記憶力いいね!」というときは女性形ですのでTu as une bonne mémoire !(テュ ア ユヌ ボヌ メモワール)。パソコンのメモリーも女性形です。
- poêle(ストーブ/フライパン)→読み方は「プワル」。料理がらみでない箇所で突然男性形のpoêleが出てきた場合、要注意です。
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