「いただきます」など……テーブルで使えるフランス語
「いただきます」など……テーブルで使えるフランス語
喜びであるとともに大いに迷うところですよね。フランス料理だけでも、レストラン、ブラッスリー、ビストロ、カフェ、サロン・ド・テといろいろな種類のお店があり、所によってはアジア、中東、北アフリカなど世界各地の料理を味わうこともできます。 もしかしたら、フランス人家庭にお招きされることだってあるかもしれません。
ここでは、テーブルについたときに使えるフランス語をご紹介します。
フランス語で「おいしそう」
食べることだけでなく、心地良い会話がはずむことも食事を楽しむ大事な要素。
・「おいしそう」
Ça a l'air bon. (サ ア レーる ボン)
・「いいにおい」
Ça sent bon. (サ ソン ボン)
というのが、第一印象でしょうか。
フランス語で「たくさん召し上がれ」
日本語で「いただきます」というのと同じ感覚で使うのが、「たくさん召し上がれ」を意味する、Bon appétit (ボナベティ)です。「いただきます」と同様、食事を始める挨拶のようなものですから、是非使ってみてください。
Bon appétit は、同じテーブルにつく人同士が声を掛け合います。また、レストランなどで、料理を運んできた人が立ち去るときに、Bon appétit と一声かけて立ち去ります。
全員が席に着いたところで、「いただきます」
同じテーブルのひとには、下記のように返答することができます。
・Bon appétit と繰り返す
・Merci, vous aussi. (メるシー ヴゾォシー)
目上の人または複数の人に対して
・Merci, toi aussi. (メるシー トワ オシー)
親しい一人の人に対して
料理を運んでくださった方には、
・Merci とお礼を言いましょう。
何かが足りないときに使えるフランス語
食事を始めてみたら、何かが足りないこともでてきます。そんなときには、以前ご紹介した 数+物の名前, s'il vous plaît. でも、お願いすることができますが、こんな言い方も試してみてはいかがでしょう。
Je peux avoir 数+物の名前, s’il vous plaît ?
(ジュ プー アヴォワーる 数+物の名前 シル ヴ プレ / 数+物の名前をいただけますか?)
数+物の名前には次のようなものがあるでしょうか。
フランス語の名詞には女性形、男性形のものがあるので、ここでセットで覚えておくと便利です。複数の場合は、 une、un、des の部分が数字に変化します。
・une assiette (ユヌ アシエット) 皿
・un verre (アン ヴェーる) コップ、グラス
・un couteau (アン クトー) ナイフ ※複数の場合は、語尾が couteaux に変化します。
・une fourchette (ユヌ フォーるシェット) フォーク
・une cuillère (ユヌ キュイエーる) スプーン
・une carafe d'eau (ユヌ キャらフ ドー) 水差しに入った水道水
・des baguettes (デ バゲット) 箸
足りないものは気軽にお願いしてみましょう。
・パンをいただけますか?
Je peux avoir du pain, s'il vous plaît?
(ジュ プー アヴォワーる デュ パン シル ヴ プレ)
・塩をいただけますか?
Je peux avoir du sel, s'il vous plaît?
(ジュ プー アヴォワーる デュ セル シル ヴ プレ)
・胡椒をいただけますか?
Je peux avoir du poivre, s'il vous plaît?
(ジュ プー アヴォワーる デュ ポワーヴる シル ヴ プレ)
・マスタードをいただけますか?
Je peux avoir de la moutarde, s'il vous plaît?
(ジュ プー アヴォワーる ドゥ ラ ムターるド シル ヴ プレ)
マスタードだけが名詞の前に来るのが de la になります。
フランス語で「ごちそうさまでした」
フランス語には日本語の「ごちそうさまでした」に該当する言葉はありません。とはいえ、食後に「おいしかった」という感謝の気持ちを表したいものです。
・Merci. (メるシー / ありがとう)
・C’était très bon. (セテ トレ ボン / おいしかったです)
では、いろいろな場所でいろいろな味を楽しんでください。
Bon appétit!!
※発音表記は、区別するために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表示しています。
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