フランス語で「コレ、お願いします」は何という?
フランス語で「お願いします」
<目次>
「お願いします」
見知らぬ相手に丁寧であることは、大人のマナー
欧米社会では大事なひとことで、丁寧な依頼を表現します。
たとえ夫婦、家族、友人などの親しい間柄でも頻繁に使われるので、
わたしたちも人に物を頼むとき、何かを聞くときには、「お願いします」のひとことを加えてみましょう。
「お願いします」は、S’il vous plaît.(シル ヴ プレ)です。
vousを用いる丁寧な話し方 (vouvoyer) なので、ホテルの人、お店の人など、単数または複数の人を対照に使えます。
どんな風に使えるのか、いくつか例を挙げてみましょう。
- より丁寧なS’il vous plaît
Attendez, s’il vous plaît.
と、s’il vous plaîtを付け加えることで、より丁寧になります。
ほかにも、
「出てください(sortez)」、
「来てください(venez)」、
「聞いてください(ecoutez)」
などの動詞のVousの命令形+s'il vous plaîtで、命令調ではなく、丁寧にお願いすることができます。
- 道などを聞くときのS’il vous plaît
目的または行き先+s’il vous plaîtでもたずねることができます。
タクシー、駅、ホテル、薬局、郵便局などの名詞を、「目的または行き先」に入れて使います。
たとえば、
Gare de Lyon, s'il vous plaît.
という感じです。
ちなみに、タクシーでは、
行き先+s'il vous plaîtで、目的地を告げることになります。
「コレ、おねがいします」
- 買物時
s'il vous plaîtをフル活用しましょう。
数字+名詞+s'il vous plaîtです。
ホットチョコレート1つ、おねがいします.
例えばパン屋さんでクロワッサンが1個欲しいときは、
Un croissant, s'il vous plaît
(アン クろワッサン シル ヴ プレ)
になります。
もしも、商品のフランス語名を知らなかったり、発音できないようなときには、にっこり笑顔で商品を指差し、
Ça(サ) 「コレ」と言ってみてください。
そして、意思が通じたところで、
Oui. S'il vous plaît ! (ウイ シル ヴ プレ)
です。
- レストランやカフェで
まず、店内に入ったら、人数を伝えます。
3人なら次のようになります。
Trois personnes, s’il vous plaît.
(トろワ ペるソンヌ、シル ヴ プレ / 3人お願いします)
注文するときは、数字+注文したいもの+s’il vous plaîtです。
コーヒーを1杯注文したいときには
Un café, s’il vous plaît. (アン カフェ、シル ヴ プレ)となるわけです。
注文したいものが発音しにくいときには、メニューを指差しながらÇaでも大丈夫です。
そしてS’il vous plaîtと付け加えましょう。
また、ウェイターさんなどを呼ぶ、呼びかけの声として
S’il vous plaîtを使うことができます。
前か後ろに、女性にはMadame、男性にはMonsieurを付けると丁寧になります。
ただし、S’il vous plaîtとお願いするのは、
パンが足りない、お水が欲しい、お勘定をお願いしたいなどのときです。
着席後、最初の注文時には、注文を取りに来るまで待ってください。
とても嫌がられるので、決して、S’il vous plaîtと呼んではいけません。
※発音表記は、区別をするために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表記しています。
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