フランス語で「pardon?」の使い方……日本人はすぐ謝る?

「pardon?」の意味は、フランス語で「すみません」

「pardon?」の意味は、フランス語で「すみません」

日本語の謝る表現、「詫びる」「謝罪する」「平謝りする」「陳謝する」などには、
・誰かに対して困難を引き起こしたことを後悔する気持ち
・欠点、短所、失敗などを認めること
が示されています。

そんな気持ちを述べるときに、「ごめんなさい」「ご迷惑をおかけしました」「すみません」「ご容赦ください」「お詫びします」「申し訳ありません」などの言葉が使われており、かなり頻繁に耳にしたり、目にしたりするように思います。

外国人と比べると、日本人はすぐ謝るといいます。特にフランス人は、すぐ「自分のせいじゃない」という人たちなので、それと比べると余計にそう感じるのかもしれません。
どの国の言語にも謝罪の言葉がありますが、文化や考え方などの背景の違いから使われる状況やシーンが違うように感じます。
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ご迷惑をお掛け致します


以前、日本で旅行中に台風に遭遇してしまいました。電車の遅延や運休があり、車内や駅で係の方々が、「台風の影響でご迷惑をおかけしています」と繰り返していました。小さな駅の駅長さんに至っては、「申し訳ありません」とまで仰っていました。
確かに乗客や利用者は足止めを食ってしまいましたが、これは台風のせいで交通機関の方々のせいではありません。それでも、ここで「申し訳ありません」と仰るのは、日本のサービスの在り方によるものだと思います。たぶん、フランスで同じ状況に陥った場合には、あまり聞かれないフレーズでしょう。
 

フランスでよく聞く「すみません」

Pardon !

Pardon !

反対に、フランスでよく聞く「すみません」があります。
移動中、
・前に歩いている人を追い越したい
・電車やバスから降りたいときに通してもらう
・道が塞がっていて、相手より自分が先に通ってしまった
・電車やバスの車内でぶつかってしまった / 押してしまった / 足を踏んでしまっ た

などといったときには、「失礼します・失礼しました」という気持ち
から「すみません」と声をかけます。明らかに、状況を引き起こしている側が相手に対してある種の「迷惑」をかけ(てい)るので、即座に言います。
残念ながら、上記のような状況の場合、最近の日本では無言で過ごしていることが多いように見受けられるのですが、いかがでしょうか。
 

フランス語で「すみません」はPardon

迷惑や無礼を詫びて言う「すみません」「ごめんなさい」には、
Pardon  (パるドン)
が使われます。

すみません Pardon ! (パるドン)
あっ、ごめんなさい Oh ! Pardon ! (オー パるドン)

と使います。
足を踏んでしまったときなどには、少し大げさに言ってもいいでしょう。
嫌な顔をされたり、無視されてしまうこともありますが気にせずに。
 

フランス語でPardonと言われたら

こんな場所を通るときには、Pardon と譲り合い

狭い所を通る時には「Pardon」と譲り合い

もし、ぶつかられたり、足を踏まれて Pardon と言われたら、無言でいるよりも返事をしたほうが感じがいいものです。
そんな時には、

どういたしまして Je vous en pris. (ジュ ヴ ゾン プり)

と言ってみてください。

かまいません Ce n'est rien. (ス ネ りヤン)
大したことはありません Ce n'est pas grave. (ス ネ パ グらーヴ)

という言い方もできます。
 

変化球のPardon

Pardon ? 何て言ったの?

Pardon ? 何て言ったの?

Pardon は、会話中、相手の言ったことに対して、
・聞き返したり
・もう一度繰り返して欲しい
というときに、 「なんですか」「なんとおっしゃいました」
という意味で使うこともできます。

同じ使い方をする Comment (コモン) よりも丁寧な言い方になるので、状況に応じて使い分けてください。

「すみません」と言う状況にはある種の不快感が伴います。
Pardon を上手に使いたいものです。


※発音表記は、区別をするために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表示しています。


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