フランスの年越し・大晦日はどう過ごす?

フランスの年越し・大晦日の過ごし方

大晦日の会食はわいわいにぎやかに

ノエル(Noël / クリスマス)が終わると、今度は年越しの準備です。 フランスでは、ノエルを家族で過ごす行事とすると、大晦日は友人たちと過ごす行事と言えます。一般に大晦日の会食を réveillon (れヴェイヨン) と呼ぶのですが、

・大晦日はどう過ごすの?
Qu'allez-vous faire pour le réveillon du  jour de l'an?
クアレ ヴ フェーる プーる ル れヴェイヨン デュ ジューる ドゥ ラン

とノエルの準備が始まるころになると、12月24日、25日の話題とセットでお互いに聞きあうようになります。

少人数で楽しくテーブルを囲みたい人、とにかく大人数で踊って飲んで過ごしたい人、いろいろですが自分の好みに合った過ごし方で新年を迎えたい気持ちは同じようです。
 

日本とフランス、年越し比較

日本ではクリスマスに友人や恋人と過ごし、お正月を家族揃って迎える方が多いかと思います。
地方や家族に伝わるしきたりにしたがっておせち料理やお屠蘇の準備をされるかたも多いでしょう。新しい年を迎える準備にどこか「身が引き締まるような気持ち」があるように思います。

一方フランスの年越しは、一年で一番「にぎやかに友人たちと過ごす」日かもしれません。新しい年を迎える瞬間を友人と集まって、飲んで、食べて、踊って、しゃべって楽しく過ごすという人が多いように思います。

特に若い人たちは、ハメをはずして騒ぐことのできるこの機会を思い切り大騒ぎしてにぎやかに過ごします。
友人や恋人と揃って過ごすことが多いので、ファッションも念入りに。この日に着るドレスや靴を新調するのを楽しみにしている女性も多いようです。お店のほうでも11月末ごろから、ここ一番の装いとなるドレスやアイテムを取り揃えているところが多いので、華やかなお買いものをしたい方には、この時期のショッピングもおすすめです。
 

フランス語で「明けましておめでとう!」

乾杯には、やはりシャンパンが似合う

乾杯には、やはりシャンパンが似合う

アメリカ映画などではよく「10、9、8…」とカウント・ダウンのシーン を見ますが、フラ ンスではどうでしょう。
音頭を取る人がいれば、それにあわせて「…3、2、1、Bonne Année (ボン ナネ/明けましておめでとう) !」となりますが、音頭をとっている人もおしゃべりに夢中になってしまい、カウント・ダウンを忘れてしまうということもあります。誰も言いださず、気がついたら年を越していたり、車で通り過ぎる車から“Bonne Année”という声が聞こえて12時を回っているのに気がついたというのもよく聞く話です。
 

観光スポットでのカウント・ダウン

お祭りの気分をまとうエッフェル塔

お祭りの気分をまとうエッフェル塔

せっかく年越しのパリにいるのだから、「カウント・ダウンはシャンゼリゼやエッフェル塔で」と考えている方もいらっしゃると思います。毎年かなりの賑わいで、普段と違うカウント・ダウンになることは請け合いですが、嬉しくないサプライズもあるかもしれません。

Bonne Année ! とともにほほにチュッとビズ(Bise/ ビズ)をする習慣があるのですが、知らない人でもこの瞬間に隣にいればにブチュッとされてしまいます。

もうひとつは、スリです。彼らにとっては稼ぎ時、わざわざこの時間にこの場所へ「仕事」に行くスリもいると聞いています。お財布はもちろん、スマートフォンで写真を撮るときも十分気をつけてください。
騒ぎが盛り上がりすぎてエスカレートすることもあります。怪しいと思ったグループの傍は避けるなど場所取りの位置や、もしはぐれてしまったときの対策など事前に決めておくといいでしょう。
 

年末年始の営業

12月25日、1月1日は祝日です。美術館や観光スポットの多くは休館日となり、お店も大半が閉まります。必要なものは事前に調達してください。
2日は日曜日でなければすべてが元通りに営業します。

レストランも同様で、12月25日、1月1日は休業のところが多いです。12月24日、25日、31日に営業するレストランや遊覧クルーズでは、スペシャル・メニューのみということもありますので、早めに確認をとって予約されるといいでしょう。


※発音表記は、区別をするために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表示しています。


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