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Bonne année!フランス語で新年の挨拶をする際のフレーズ集

フランス語で新年の挨拶をしてみましょう。「Bonne annee」をはじめ、毎年使えるフランス語挨拶のフレーズをご紹介! フランスの友人やビジネスパートナーに向けた手紙・メールなどで実践してみてくださいね。完全保存版フレーズです。

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド

フランス語で新年の挨拶をしましょう

フランス語でする新年の挨拶

フランス語初心者の方はシンプルな言い回しから始めよう!

フランス語メッセージの入ったcarte de vœux(カルト ドゥ ヴー)は、やっぱりお洒落。フランス語学習者ならずとも、一度はチャレンジしてみたいものです。今回は、フランス語がわからなくても大丈夫。そのまま使える新年の挨拶フレーズ集をお届けします。
 
<目次>
 

フランス語の新年の挨拶!簡単メッセージ編

フランスでは、年賀状を交換するという習慣はありませんが、クリスマスカードに添えて、新しい年をお祝いするためのフレーズがいくつかあります。まずは、単純に「新年おめでとう!」と言いたい方のために、2つご紹介しましょう。
 
  • Bonne Année ! (ボナネ)
  • Meilleurs Vœux ! (メイユール ヴー)

最初のフレーズにあるbonneは、「良い」を意味する形容詞bon(ボン)の女性形です。後ろに続くannée(アネ/年)が女性名詞ですので、形容詞も女性形を用います。

次に、2番目のフレーズですが、meilleurs は先ほどの「bon」の比較級で、「より良い」という意味を表す形容詞 meilleur の複数形です。英語で、 better にあたる語ですね。こちらも、後に続く vœux(祝意)が複数形であるため、元の形から変化しています。Mes Meilleurs Voeux pour la nouvelle année.という両方をあわせたような表現もありますので、いっしょに覚えておくといいですね。
 

フランス語の新年の挨拶で少し長い文章にも挑戦してみましょう!

それでは、毎年「Bonne Année !」ばっかりで……という方のために、もう少し長いフレーズをご紹介しておきましょう。
 
  • Tous mes voeux de bonheur à ○○ pour 2021.(○○さんにとって幸せな2021年でありますように)
個人名を指定して、お祝いする場合のフレーズです。「à +人名」、「pour +年度」の形に注意してください。
 
  • Je vous souhaite une bonne et heureuse année !(あなた(たち)にとってよい一年でありますように!)
こちらは、(ヴ/あなた・あなたたち)を使っていますので、敬語を使うような間柄、もしくは友人とその家族を含めたお祝いの気持ちを表す表現となります。「君にとって」と親しい言い方をしたい場合には、vousをte(トゥ)に変えてください。souhaiteは動詞souhaiter(スエテ/願う)が活用した形、heureuseは「幸福な」という意味の形容詞heureux(ウルー)の女性形です。
 
  • Je vous souhaite à tous une très bonne année 2021!(2021年が皆さんにとってすばらしい年でありますように !)
先ほどの変形パターンです。bonneやheureuseは形容詞ですので、agréable(アグレアブル/楽しい)やexcellente(エクセラント/素晴らしい)などと、いろいろ変えてオリジナルな表現をつくることが可能です。ちなみに、「皆さんに」の意味を持つ à tousは、女性だけの場合はà toutesになりますのでお気をつけください。
 

フランス語の新年の挨拶で接続法にもチャレンジしよう!

初級フランス語学習者の方は接続法というと尻込みしてしまう方も多いのですが、動詞souhaiter(スエテ/願う)や、文頭にque(ク)を置いて願望を表す場合には、以下のように接続法を使います。
 
  • Que cette année 2021 soit sensationnelle!(2021年が素敵な年になりますように!)
  • Je souhaite que cette année soit la meilleure pour tout le monde.(本年が皆さんにとってもっといい年であるようお祈りしております)
一般的にsubjonctif(スュブジョンクティフ/接続法)は、indicatif(アンディカティフ/直説法)が「現実の確実なこと」を描写するのに対して、「頭の中で考えられた内容」を表すとされていますが、動詞espérer(エスペレ/希望する)の後は、普通は直説法ですので気をつけてください。

あまり難しく考えずに、接続法が使われる動詞と活用パターンを覚えてしまうのが大切です。以下、フランス語のbe動詞にあたるêtre(エートル)の直説法現在と接続法現在の活用をあげておきますのであやしい方はご確認くださいね。

【直接法現在:être】
  • Je suis(ジュ スィ)
  • Tu es(テュ エ)
  • Il est(イレ)
  • Elle est(エレ)
  • Nous sommes(ヌ ソム)
  • Vous êtes(ヴゼトゥ)
  • Ils sont(イル ソン)
  • Elles sont(エル ソン)

【接続法現在:être】
※queをつけて覚えておくと便利です!
  • que je sois(ク ジュ スワ)
  • que tu sois(ク テュ スワ)
  • qu'il soit(キル スワ)
  • qu'elle soit (ケル スワ)
  • que nous soyons(ク ヌ スワィヨン)
  • que vous soyez(ク ヴ スワィエ)
  • qu'ils soient(キル スワ)
  • qu'elles soient(ケル スワ)

それでは、頑張ってチャレンジしてみてください。最後に、ドイツ人作家Georg Christoph Lichtenbergのこんな意地悪な格言を、ひねくれものの皆さんにもご紹介しておきましょう。

Janvier est le mois où l'on offre ses meilleurs voeux à ses amis. Les autres mois sont ceux où ils ne se réaliseront pas.(1月は、みんなが友人たちに新年の祝意を贈る月である。それ以外の月は、そうした願いが実現されない月だ)

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