コーチング

関係構築は「時間」の問題なのか!?

確かに、関係構築にはある程度時間が必要です。しかし、だからといって、受身でいてもできるものでもありません。今回はアクティブに関係づくりに取り組むためのヒントをご紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド

関係構築は「時間」の問題なのか!?

二人で向かい会話する図

相手と関係をどう築くか?

  • 新しい仲間を迎える
  • 自分自身が新天地に赴く
など、新たな出会いにあふれる季節の到来です。

 
ところで、あなたは、初めて会った同僚や部下、もしくは上司と、ある程度の信頼関係を築くまでに、平均してどのくらいの時間をかけているでしょうか?

確かに関係を築くには、ましてや信頼関係を築くにはある程度時間を要するもの…、とはいえ、それは「時間任せ」にすることとイコールではありません。

特にリーダーは、積極的に関係を築くことが求められていると言えるでしょう。
では、あなたなら具体的にどんなことをするでしょうか?


積極的に関係をつくるはじめの一歩とは?

まず必要なのは、とにかくコミュニケーションを始めること。
そのはじめの一歩が「アイスブレイク」です。

アイスブレイクとは、会話を始める際、相手が話しやすい環境をつくるための相手の緊張を解く声がけや環境セッッティングのことです。

…と聞くと、なにやら特別なネタや面白いトークをしなくては、と気負ってしまうかもしれませんが、そうした緊張は相手にも伝わり、かえって互いにぎこちなくなってしまいます。そもそも声をかけるのをあきらめてしまうかもしれません。

アイスブレイクは、むしろ相手が答えやすい、ちょっとした話題や当たり障りのない内容のほうが向いています。たとえば、
  • 最近の天気や季節のこと
    例:「今日は一日熱かったですね」「桜が見ごろを迎えましたね」
  • 自分が思っていることを素直に伝える
    例:「新しい職場はやはり緊張しますね」
といったような内容です。相手だって緊張しているわけですから、いきなり難しい質問や気の利いた話題をふられては、困ってしまうかもしれません。

「そのネクタイ、とても春らしいですね」といったちょっとした承認から入るのもいいでしょう。

とにかく、相手に声をかけ、互いの緊張を解くことから、関係構築ははじまります。


その次に意識すべきポイントは次のページで!

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