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PMSを仙骨エクササイズで軽減!

PMS(Pre Menstrual Syndrome)とは、月経前症候群のことで、PMT(Pre menstual Tension)月経前緊張症とほぼ同じ意味として捉えられています。個人差が大きくありますが、生理が始まる3~10日くらい前から起こる不快症状の総称となり、イライラや腹痛、吐き気、頭痛、肌荒れ、眠気などの症状があります。今回は、そのPMSの軽減に仙骨エクササイズを取り入れる一例をご紹介していきます。

MAMI

執筆者:MAMI

エクササイズ・産後ダイエットガイド

女性の悩みの種、PMS(月経前症候群)とは?

PMSは多くの女性の悩み!

PMSは多くの女性の悩み!

PMSとは月経前症候群のことで、生理前には様々な不快症状に毎月悩まされている女性も多いのではないでしょうか。特に憂鬱感を大きく感じるなど、精神状態がつらい場合にはPMDD(月経前不快気分障害)となり、PMS・PMTとは分けられることもあります。

このPMSの原因は、排卵後の女性ホルモンの急激な変化が関係しているといわれていますが、他にもさまざまな要因が関係して引き起こされ、冷えもそのひとつと考えられています。そのポイントとなる骨が子宮近くにある仙骨です。

体が冷えやすい女性は、この「神聖な骨」「命の骨」とも言われている仙骨の周りを、温かく整えていくことがPMSの改善につながることが多くあります。

体の要である骨盤の中央にある仙骨

体の要である骨盤の中央にある仙骨

仙骨は体の要である骨盤の中央にあり、仙骨神経叢、骨盤神経叢などたくさんの神経が複雑に納められているところです。ここが冷えるということは下半身、上半身の血流が悪くなるだけではなく、子宮を含めた内臓も冷えてしまうことになってしまい、それがPMSを重くしている可能性もあるからです。今回はこの仙骨にフォーカスした『腰上げエクササイズ』と『転がるエクササイズ』をご紹介していきます。お風呂上がりなど体が温まった時に、部屋の照明を少し落としてリラックスできる環境で行ってみましょう。


仙骨周りを使う腰上げエクササイズ

仙骨とかかとを近づけておきます

仙骨とかかとを近づけておきます

1、 仰向けになり、膝を曲げて脚を閉じて立てておきます。かかと同士はつけたまま、左右のつま先の間はあけ、脚で小さなV字を作ったら膝の間も肩幅くらいにあけておきましょう。そのままかかとを出来るだけ、仙骨(お尻の方向)に近づけておきます。目線は上を見て背骨全体を長くしておきましょう。

 

膝と肩で引っ張り合いをするようにあげてみましょう

膝と肩で引っ張り合いをするようにあげてみましょう

2、 息を吸って吐きながら、ゆっくりと仙骨を床から浮かせ腰を浮かせ、背中も下の部分から浮かせていきます。目線は上を見たまま変えず、首も長く保っておきましょう。両肩と膝で引っ張り合いを感じ、楽な呼吸で保ちます。

2,3呼吸行ったら、息を吸って吐きながら、今度は背中の上部からゆっくりと床に下ろしていきましょう。仙骨の上部が床に近づいてから下部を床に戻すように、センターラインを感じながら左右のバランスもとりましょう。(3~5回)

 


仙骨周りを使う転がるエクササイズ

まずはバランスをとってキープしてみましょう

まずはバランスをとってキープしてみましょう

1、 膝を曲げ、両脚を閉じた姿勢で座ります。かかと同士をつけたまま、手を脚に軽く添え、膝と膝の間は肩幅くらいにあけておきましょう。(目線はおへその方に向けます。)そっとつま先を床から持ち上げ、バランスをとっておきましょう。(床の上で痛い場合はブランケット等の上で行います。)

 

仙骨を感じながら転がってみましょう

仙骨を感じながら転がってみましょう

2、 バランスがとれたら息を吸って後ろに転がり、吐きながら起き上がってきましょう。転がる時も、おへそ等どこか1カ所に目線を決め、後頭部が床につかないよう姿勢を崩さず起き上がるようにします。背骨まわりと仙骨周りをマッサージするつもりで転がってみましょう。(3~5回)

 

エクササイズが終わったら楽な姿勢で少し呼吸を整え、体全体の緊張を解く時間をもってみましょう。可能ならお休み前に行い、そのまま睡眠に入る環境をつくることも出来ます。

様々な要因があるPMS(月経前症候群)ですが、体の中心の仙骨にフォーカスし、そこを温め整えることは一つの改善方法となり得ます。無理なく続けやすいものを取り入れ、生理前以外の時にも続けやすい運動を定期的に行ってみましょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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