キアッケレ……イタリアの揚げ菓子を作ってみよう!
イタリアのカーニバルのお菓子「キアッケレ」の簡単な作り方です。材料を次々に混ぜていき、薄く伸ばしてカットして、油で揚げて粉砂糖をまぶします。生地を伸ばしたり切ったり結んだり、とても楽しく作れるお菓子ですので、是非ともお試しください。
※油で揚げないキアッケレのレシピはこちら
※油で揚げないキアッケレのレシピはこちら
キアッケレの材料(シチュー皿に山盛り一杯分)
キアッケレの作り方・手順
キアッケレを作る
1:薄力粉と粉類を混ぜる
ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れ、泡だて器でグルグル混ぜる。次に砂糖と塩を加えてグルグル混ぜる。
2:液体類とレモンの皮を加える
卵、オリーブオイル、牛乳、キルシュ、バニラエッセンス、みじん切りにしたレモンの皮を加える。
レモンは黄色い部分だけを刻む。牛乳は先ずは大さじ1入れて、様子をみながら足す3:ヘラで混ぜて手で軽くこねる
スプーンかヘラで、初めに真ん中の液体部分を混ぜ、次に周囲の粉を取り込むように混ぜていき、水分が全体に行きわたった感じになれば、手でこねてまとめる。
水分が足りなくてまとまらないようであれば、牛乳を少量ずつ足して調整4:ラップで包んで1時間冷蔵庫で休ませる
ラップで包んで1時間冷蔵庫に入れておく。
1時間以上であれば、2時間でも半日でも冷蔵しておいて大丈夫5:打ち粉をふった台の上で薄く伸ばして切る
打ち粉を少量ふった台の上に取り出し、麺棒で薄く(1~2ミリ厚)伸ばし、パイカッターで好みの形に切る。パイカッターが無ければ洋裁用のギザギザはさみ(ピンキングばさみ)を利用するのも一案。
細長く切って結んだり、型抜きで抜いたりねじったりとお好みで6:油で揚げる
170℃ぐらいの油で、クルクル返しながら揚げる。
厚さにもよるが、2分弱で揚げ上がる7:油を切る
油を切る。
8:ポリ袋に入れて粉砂糖をまぶす
ポリ袋に粉砂糖とキアッケレを入れ、上下に振って砂糖をまぶして取り出す。
湯気で湿らないよう、手早く作業する9:できあがり
三角だったり長方形だったり花型だったり、さまざまな形のキアッケレのできあがり!
10:応用編:ちょっと厚めのキアッケレ
↑のキアッケレの生地は1~2ミリで、こちらは3ミリにして真ん中に切り込みを入れたもの。材料は同じなのに、厚さの違いで味わいが変わってきます。
ガイドのワンポイントアドバイス
小麦粉の袋に、「揚げ菓子を作る場合は、破裂する恐れがあるので、100gの粉に3g(おおよそ小さじ1)のベーキングパウダーを入れるように」との注意書きがあります。このキアッケレは150gにベーキングパウダー小さじ半分しか入れないのですが、何度作っても、生地を薄く伸ばすためか、破裂する気配は一度も感じられなかったです。半量の小さじ1/4でもやってみましたが問題なく美味しくできました。というわけで、生地はできるだけ薄く伸ばします。が、少しぐらい厚くてもそれはそれで美味しいです。薄ければサクサク、厚ければザックリとした食感になります。※所要時間に生地を休ませる時間は含みません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。