1年を締めくくる、縁起良しの年取り膳風弁当

所要時間:60分

カテゴリー:その他おせち

 

1年を締めくくる、縁起良しの年取り膳風弁当

 年取り膳、という言葉を聞いたことがありますか。大晦日の夕方膳のことで、1年の無事を感謝し年神様を迎えるための祝いの食事を、1人ずつのお膳にして食べる風習が全国各地にあります。
地域によってメニューは様々ですが、年取り魚(塩鮭や塩鰤など)や尾頭付き魚、なますや昆布巻き、おせちでおなじみの祝い肴と言われる田作りや数の子などを食べるところも。白飯が貴重だった時代の名残か、炊きたての白飯を必ずつける、という地域もあります。
おせちと違うのは、重箱などに納めるのではなく、銘々膳にすること。お膳はないわ、という方も、お弁当なら1人分ずつ用意できます。ふだんのおかずを組み合わせるだけで十分なので、1年最後のお弁当にいかがですか。

年取り膳風弁当の材料(作りやすい量

塩鮭とごはん
4切れ(1人1切れ)
ご飯 4膳(1人1膳程度)
昆布豆
大豆水煮缶 1缶
昆布 1片(10cm程度)
干ししいたけ戻し汁 150ml
みりん 大さじ2
醤油 大さじ1.5
根菜の煮物
干ししいたけ 4枚
ごぼう 1本
里芋 4個
干ししいたけ戻し汁 2カップ
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1.5
インゲン豆 4~5本
紅白なます
大根 5cm分
にんじん 5cm分
柚子 1個
小さじ1/2
米酢 大さじ3
砂糖 大さじ1.5
かにかま入り卵焼き
カニカマ 3本
2個
小さじ2
小さじ1/4
サラダ油 少々
日持ちがするものが多いので、忙しい年末のちょっとした副菜にできるようたくさん作っておくのもおススメです。

年取り膳風弁当の作り方・手順

昆布豆

1:昆布を水で戻す

昆布を水で戻す
 昆布と干し椎茸(煮しめに使用する)を一緒にボウルに入れて戻す。戻し汁は取っておく。

2:昆布と豆を煮る

昆布と豆を煮る
戻した昆布は1cm角の角切りにする。鍋に水気を切った大豆の水煮と切った昆布を入れ、戻し汁とみりんを加えて火にかける。沸騰したら弱火にして10分煮る。


 

3:醤油を加えさらに煮る

醤油を加えさらに煮る
醤油を加え、フタをして弱火でさらに10分煮る。煮汁が少なくなり、テリが出るまで汁気がなくなったら火を止める。

根菜の煮しめ

4:野菜を切る

野菜を切る
 里芋は皮をむき、1.5cm程度の輪切りにする。ごぼうはたわしでこすり洗いし、2cm程度の筒切りにて酢水につけてアク抜きしたら水気をよく切る。干し椎茸は水気をしぼり、石づきをとって傘に包丁で十字に切り込みを入れる。

5:鍋に材料と水、甘みの調味料を入れて煮る

鍋に材料と水、甘みの調味料を入れて煮る
鍋に切った野菜を入れて、ヒタヒタになるぐらいまで干し椎茸と昆布の戻し汁を加える。火にかけ、沸騰したらみりんと砂糖を加えて弱火にして10分煮る。

6:醤油を加えて煮て、味をしみ込ませる

醤油を加えて煮て、味をしみ込ませる
10分後、火を強めて醤油を加える。再沸騰したら落としぶたをして弱火で15分。野菜の中心まで完全に火が通ったのを確認してインゲン(3~4cmの長さに切る)を加えてさらに5分煮たら火を止め、そのまま常温になるまで置いておく。 火を止めてから常温になるまでの鍋休めに味がしっかりしみ込んでいく。

紅白なます

7:大根とニンジンを千切りにする

大根とニンジンを千切りにする
 大根とニンジンはそれぞれ千切りにする。それぞれ塩小さじ1/4をふって全体にまぶし、そのまま水気が上がってくるまで5~10分置く。

8:大根とニンジンの水気をしぼり、味付けする。

大根とニンジンの水気をしぼり、味付けする。
大根とニンジンは、それぞれしっかり水気をしぼる。砂糖と米酢をよく混ぜ合わせたボウルに加え、ゆず皮の千切りも一緒に和える。冷蔵庫で20分以上置き味をなじませる。

かにかま入り卵焼き

9:かにかまをほぐし溶き卵と混ぜる

かにかまをほぐし溶き卵と混ぜる
 卵を溶き、かにかまをほぐしながら加える。酒と塩を加えてよく混ぜる。

10:卵を焼く

卵を焼く
卵焼き用のフライパンを良く熱し、サラダ油をクッキングペーパーなどで薄く塗る。煙が少し上がるまで熱くなったら、卵液を半分の量流し込み全体に広げる。卵に8割程度比が通ったら、手前から奥に卵を集めるようにして寄せる。

11:成型して焼き上げる

成型して焼き上げる
再度薄くサラダ油を敷き、残りの卵液を加える。奥に寄せた卵の下にも流し込むようにして卵液を広げ、8割程度火が通ったところで奥から手前に卵を巻くようにして成型する。

塩鮭とごはん

12:塩鮭を焼きごはんをたく

塩鮭を焼きごはんをたく
 鮭はお弁当に詰めやすい大きさに切り、グリルで焼く。ごはんも炊いておく。

お弁当を詰める

13:最初にごはんを詰める

最初にごはんを詰める
 ごはんをお弁当の半分ぐらいの面積に詰める。鮭から順番に、色合いが並ばないようにしておかずを詰める。

ガイドのワンポイントアドバイス

最初に煮しめと昆布豆をコンロ2口で火にかけ、ごはんを炊きます。煮ている間になますを作って、昆布豆が炊きあがったら空いたコンロで卵焼きを焼き、その間に鮭を焼く。この順番なら、煮しめの鍋休めが終わる頃に全て出来上がります。東日本地域は塩鮭が年取り魚の地域が多いので今回は塩鮭を使用しました。塩鰤やイワシなどももちろんOK。煮しめは全国共通の一品なので、レンコンやニンジン、大根、コンニャクなどを入れてそれぞれのご家庭ならではのお煮染めを詰めてください。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。