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パイナップルケーキ専門店「SunnyHills」が日本初出店(2ページ目)

台湾茶愛好家にもファンの多いSunnyHills(微熱山丘)のパイナップルケーキ。12月21日にいよいよ南青山にオープンします。世界的に注目されている日本人建築家の一人である隈研吾氏による素敵な外観もみどころです。

久永 佳子

執筆者:久永 佳子

お茶・中国茶ガイド


パイネップルケーキ

 

陽光が焼きあげた極上のスイーツ

台湾のおみやげというとパイナップルケーキを連想する方も多いのではないしょうか。パイナップルケーキには、実にいろんな種類があり、中の餡(ジャム)や皮の作り方もお店によって様々。いろんなお店の味を知れば知るほど、奥深さを感じるものです。

パイナップルケーキは中国語で「鳳梨酥」と書きますが、伝統的なパイナップルケーキの餡は「冬瓜餡」です。これはパイナップルと冬瓜を使ったもので、パイナップルの比率の方が少ないものも多く、中にはパイナップルを使わないものもあります。

それに対し、餡すべてに台湾原産品種のパイナップルを使ったものは「土鳳梨酥」と呼ばれています。「土」とは、原生、改良されていないというような意味合いです。こちらは、餡を見ると一目瞭然。パイナップルの繊維がぎっしりと見えます。

2F

台湾高山茶と一緒にパイナップルケーキを試食できる2F席

SunnyHillsは「土鳳梨」の専門店として人気があります。完熟したパイナップルの皮を剥き、ぶつ切りにして煮詰めていくと、太陽のめぐみが凝縮された天然ジャムができあがります。一口ほおばると、甘みと酸味のハーモニーが口の中いっぱいにひろがり、たっぷりと陽光を浴びながら丘を埋め尽くす金色のパイナップル畑が目に浮かびそうです。

パイナップルケーキの皮は、ひとつずつ生産履歴のついた赤たまご、フランスAOP認証のレシエ社製のフランス伝統の発酵バター、そして日本産の小麦粉を使って焼き上げられています。合成添加物を一切使用しない自然食品であり、半世紀近い伝統と自信に裏打ちされた技術によって生み出された極上のスイーツとして、台湾はもとより、世界各国からの観光客にも愛されるようになりました。
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