リーダーシップ/リーダーシップ活用事例

グローバルリーダーへの道-2(2ページ目)

グローバルリーダーの養成に、日本の大企業やベンチャー企業を中心に、2010年頃より本格的に取り組み始めました。グローバルリーダーにフォーカスをして、連載形式で数回記事を纏めていきたいと思います。今回は第2回目です。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


象徴的なグローバルリーダーから考える

象徴的なリーダーには共通項が存在する

象徴的なリーダーには共通項が存在する

眼を瞑り、1分間、「グローバルリーダー」と言う言葉から直ぐに思い浮かぶ人物を考えてみましょう。企業内研修や大学の授業等で、象徴的な人物を訊ねると、以下の方々の名前が掲がります。

スティーブ・ジョブズ、カルロス・ゴーン、バラク・オバマ、小泉純一郎、イチロー、孫正義、柳井正、等。(敬称略)いかがでしょう? この方々に共通するものを考えて、今後の意識や行動の変革に役立てていただければと思います。

以下、リーダーの要件を纏めてみます。ご自身と重ね合わせ、セルフチェックして下さい。

1.強い信念を持ち、軸がぶれない
一度決めたとはどんなことがあってもやり遂げるという固い意志があり、自分自身の軸がぶれていない。

2.決断力・使命感・責任感がある
リーダーは社会性が求められる。無私利他の精神を持って、犠牲的な精神で物事に取り組むことが必要。

3.明確なビジョン(志)を持つ
リーダーとして組織のビジョン・方向性を示し、語り続けることはチームメンバーの結束力に繋がる。

4.コミュニケーション能力が高い
伝える内容のみならず、ジェスチャーや声の抑揚があり、伝え方も卓越している。さらに、人間性・人柄やこれまでの実績に裏付けられているかが大きい。

5.よい笑顔と明るさを持つ
厳しいなかにも子供のような無邪気で純粋な部分がある。笑顔が素敵でチャーミングな部分も共通項である。

以上を考えると、バラク・オバマ大統領は最もバランス良く上記の要件を兼ね備えていることがよくわかります。

これに加え、グローバル・マインドセット(世界全体を踏まえた思考様式)とグローバル・コミュニケーションスキルセット(異文化の理解および外国語によるコミュニケーション能力)を身に付ければ鬼に金棒でしょう。

グローバルリーダーはリーダーの要件に加え、上記の2つの能力を兼備することが求められるのです。読者の皆さんも出来ることから、直ぐに始めましょう。


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