インナーケアで、内側から攻める
野菜には、ビタミンやミネラルだけでなく、アンチエイジングに有効な栄養素「ファイトケミカル」が含まれている
1つめのケアは「インナーケア」です。すなわち、「どんなものを食べているか」「どんな水を飲んでいるか」ということ。手だけではなく、私たちのカラダは「口に入れたもの」からできています。外食やジャンクフードばかりではなく、きちんと栄養は摂れていますか。ごはんやパン、麺類などの炭水化物ばかりではなく、野菜を毎日口にしていますか。野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれるだけではなく、野菜だけが持つ「ファイトケミカル」という、アンチエイジングに非常に有効な栄養素が含まれています。ファイトケミカルは、私たちの健康に直結する栄養素で、不足すると、老化や免疫力の低下が起こります。
「毎日野菜を食べましょう」とは、小さいころからよく言われているフレーズかと思いますが、大人になると、外食も増えてなかなか野菜を食べにくくなります。できるだけ自炊を心がけることももちろんですが、サプリメントなどの栄養補給食品や野菜ジュースなどを利用して、不足しがちな栄養素を補ってあげるのも、賢く健康になる方法かもしれません。
透明感があり血行の良い手を作るには
血色の良い手の肌色をつくるには、野菜に加えて「たっぷり水分を摂取すること」も必要です。水分不足になると、血管を流れる血液がドロドロになり、血流が滞ります。心臓から遠く離れた手の指先やつま先などは、血流不全を起こして冷たくなります。これが「冷え症」です。寒い日、冷え症の人の手の指先を見てもらうと、紫色になっていたり、まだらな血色になっていたり、不自然に白くなっていたりしています。これは、血行が悪くなっているせい。これでは「モテ手」とは言えません。モテ手の肌は、いつもぽかぽかあったかくて、ほんのりピンク色をしています。たっぷり水分摂取していることによってこその血色です。1日2リットルを目安に水分摂取を心がけましょう。血行について補足すると、糖分や炭水化物が多い人は血行不良になりやすいです。糖質には、水分をとらえる性質があり、血中にはいった糖分は、血液の水分を吸着して、ドロドロ血液を作ります。甘いものを食べた後、身体がむくみやすくなるのは、糖分を過剰摂取すると、血管内が水分不足になってしまうせいです。美しい手を保つためには、特に吸収がよくなる夜間は、糖分や炭水化物を控えましょう。
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