「手」は最大のコミュニケーション方法
時には、言葉以上に気持ちを伝える「手」
私たちは、さまざまなコミュニケーションの方法で、相手と意志疎通をはかります。言葉で自分の気持ちを表現することは、最も簡単かつわかりやすいコミュニケーション方法ですが、実は、もっと感覚的に言葉以上に細かいニュアンスを伝えることができるコミュニケーション方法があります。それは、「手」を通じたコミュニケーション。
今日は、そんなダイレクトなコミュニケーションをうまく使って、繊細なあなたの本音を伝えるハウツーをご紹介したいと思います。そもそも、物を言わない「手」が、なぜそんなに多くを伝えてくれるのでしょうか。
世界中にある「手を使ったセラピー」
世界中で、「手を使ったセラピー」は、さまざまな場面で活用されてます。痴呆や鬱の治療、未熟児の管理にも、手を当てて行うセラピーが取り入れられています。日本語の「看病」は、「手を目にして病を見る」と書きますし、治療することを「手当てする」と言いますよね。皮膚と皮膚が触れ合うことは、アドレナリンの分泌を抑えてリラックスさせ、安心感を与える効果があります。神経の昂りを鎮めることで、「いま、自分が認められている」「慈しみを受けている」と感じてセラピーが進むのです。治療としてだけではなく、「手」は、言葉のコミュニケーションだけではうまく伝わらないニュアンスを伝えてくれる手段です。特に、言葉のやりとりだけでは誤解を生じやすい男女のやりとりでは、「手」はとても大切。触れたときの手の温度、触感などで、同じシチュエーションであっても、受け取りかたに大きな差が生まれます。
今回の記事では、異性の心により深い印象を与える「手」、つまり「モテ手」とはどんな手か、どうやったら「モテ手」になって、意中の異性と最高のコミュニケーションをはかれるのかをお話ししていきます。
「思わず触りたくなる手」って、どんな手?
まず、自分の手を「パー」の形にして、心臓の高さに腕を上げて、よく観察してみましょう。「思わず触りたくなる手」をしていますか。
モテ手の条件は、「触りたくなる」ことから始まります。 メイクやファッションの流行が変わっても「手の美しい女性」、すなわち「思わず触りたくなる手」の女性が魅力的であることは変わりません。
手の血色はどうですか?どす黒い色や赤味の強い手、色ムラのある手は血行が悪い証拠。そして、「美しい手」すなわち「モテ手」は、透明感のある肌であることが条件です。肌の透明感は、「乾燥していないか」とか、「どんな血色をしているか」で決まります。触れたときに、ひやっとする冷たい手ではなく、ほんのり温かみを帯びた手のほうが、好感度が高いです。
そんなモテ手になるためには、実は、二方向からのケアが必要になります。
次のページは、モテ手をつくるインナーケアのコツを紹介します。