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お受験の両親面接・親子面接マナー!まずはお辞儀から

ご自身のお辞儀を確認したことがないご両親が多いのではないでしょうか?お受験の両親面接・親子面接では、思っている以上に多くのお辞儀をすることになります。面接を控えている方は面接練習や服装だけでなく、必ずご自身のお辞儀を見直しておく必要があります。

諏内 えみ

執筆者:諏内 えみ

暮らしのマナーガイド

お辞儀はお受験面接で重要な所作!

お辞儀はお受験面接で重要な所作!


お受験が近づくとお子さんの幼稚園・小学校受験を間近に控えているご両親さまがご不安を感じ、落ち着かなくなってくることも多いようです。そこで、面接シーンでは必須ですが、普段はあまり気に留めていない『お辞儀』についてお話をさせていただきます。


私のお受験作法教室にいらっしゃるお父さま方、お母さま方のほとんどが、ご自身のお辞儀を確認したことがない、とおっしゃっています!  しかし、お受験の面接シーンでは、思う以上に多くのお辞儀をすることになります。また、お辞儀は敬意、感謝、お詫びなどを表す最も有効な所作でもありますので、面接を控えている方は必ずご自身のお辞儀を見直しておく必要があります。
<目次>

お辞儀はお受験面接での基本マナー!

面接会場のレイアウトや、ご誘導方法によって多少異なってきますが、基本的には以下のような順序でお辞儀をすることになるでしょう。

1.入室時
2.部屋へ入った際
3.椅子の横で
4.椅子を勧められた際
5.面接終了を告げられた際
6.椅子の横で
7.退室の前
8.退室時

いかがでしょうか! ザッと計算しても8回となります。なお、これに「お荷物はそちらに置いてください」などの指示や誘導があった際のプラスアルファを考えると、1回の面接で2ケタのお辞儀をなさることも考えられますね。そして、これらご両親様の所作はすべてジックリ観察されているのですから、心を表わし、礼節をわきまえたお辞儀をしなければならない、ということがおわかりになるでしょう。

 

しているつもり? 『丁寧なお辞儀』

では、心と礼節はどのようにお辞儀で表したらよいでしょうか? よくある勘違いが、より深く、よりゆっくり……というお辞儀です。上体を90度前後倒すのは、45度の『最敬礼』をも超えてしまい、やはり倒し過ぎとなります。また、あまりにもスローなお辞儀もメリハリが感じられません。気持ちを表したいのであれば、『最敬礼』の角度で、ある程度のスロースピードで行って下さい。
 

場面別! 面接時のお辞儀の使い分け

では、先にお伝えした8場面でのお辞儀について、その意味と、ふさわしい角度を確認していきましょう。


1.入室時
 廊下から入室する最初のご挨拶です。15度程度の『会釈』で。

2.部屋へ入った際
入室時の正式に挨拶となります。30度の『敬礼』で。

3.椅子の横で
これから行って頂く面接に対し「よろしくお願いいたします」との意味で30度の『敬礼』をします。

4.椅子を勧められた際
お礼の気持ちを表しますが、『敬礼』までは必要ありません。『会釈』でOK。

5.面接終了を告げられた際
立ち上がる前に、面接のお礼を示す『会釈』か『敬礼』のお辞儀を。

6.椅子の横で
ここでは、改めて面接のお礼の気持ちを『敬礼』で伝えます。

7.退室の前
部屋を出る前に、退室の挨拶を『敬礼』で。

8.退室時
出口を出たら廊下で『会釈』のお辞儀を。こちらが最後のお辞儀になります。


このように、面接時のお辞儀はひとつひとつ意味があり、それぞれにふさわしい角度や言葉が必要になります。

面接本番まで残りわずかなご両親さまは、どうぞしっかりと練習をなさってみて下さい!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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