オフィスを歩くあなたを想像してください。背筋は伸びていますか? パンプスを引きずって歩いてはいませんか? 初めて会った人があなたを判断する基準は、「見た目」です。美しい立ち居振る舞いは、社内外ともに相手に好印象を与えることができます。

今回は、ビジネスマナーの基本中の基本である正しい姿勢やおじぎのマナーを再確認しましょう。
   

職場での美しい歩き方・姿勢・身のこなし方とは?

美しい歩き方・姿勢・お辞儀のポイントを解説

背筋を伸ばしてさっそうと歩く姿は、スマートに見せる効果だけではなく、仕事に対するやる気の表れにも。

姿勢や動作は、その人を表すと言われています。エレベーターを待つ立ち姿や来客を案内するときの歩き方など、周囲の人は、思った以上にあなたを見ているもの。ちょっとした振る舞いのコツを身につければ、それは、あなたのイメージアップに繋がります。


まずは、足元のみだしなみから
オフィスで履く靴の基本は、ヒールが3~5センチのパンプスです。歩きやすく快適なのは、3センチほどのローヒール。足を美しくエレガントに見えるのは、5センチほどのヒールです。パンプスは、いつもきれいに磨き、つま先やかかとの磨り減りにも気をつけましょう。また、記事「どこまで大丈夫? 夏のオフィスファッション」でもご紹介しましたが、オフィスでのナマ足は厳禁です。必ずストッキングを履きましょう。
 
美しい姿勢は、背筋をピンと伸ばすことからスタートします。

美しい姿勢は、背筋をピンと伸ばすことからスタートします。


立ち方 はじめに背筋をまっすぐ伸ばします。両足は揃え、かかとをつけてつま先を軽くハの字に広げます。手は自然に横に下ろすか、前で重ねます。横から見て、頭からくるぶしまでが一直線になるように鏡でチェックしてみましょう。

歩き方
背筋を伸ばしてお腹に軽く力を入れたら、肩幅くらいの歩幅で大きめに歩きます。目線は、うつむかずにまっすぐ。パンプスを引きずったり、パタパタ、カツカツと音を立てるのは、人に不快感を与えるので気をつけましょう。

座り方
椅子に座るときも背筋を伸ばし、背もたれから握りこぶし1つ分ほどあけて腰掛け、足は左右のひざとかかとをつけて揃えます。ここで、足を左右のどちらかに少し傾けると上品な印象に。また、いくら休憩中でもだらしなく座ったり、ふんぞり返ったりするはNGです。足が疲れるからと、デスクの下でパンプスを脱ぐのは、もってのほかですから注意しましょう。
 

シチュエーション別の正しいおじぎ

あなたのその「おじぎ」、自己流になっていませんか?

あなたのその「おじぎ」、自己流になっていませんか?

仕事上で最も頻繁に行う動作が「おじぎ」です。おじぎには、頭の位置が低いほど丁寧さを表す「会釈」、「敬礼」、「最敬礼」の3つがあり、相手やシチュエーションによって使い分けます。

3つのおじぎ共通の動作は……
  • まずは、きちんとまっすぐに立つ。
  • 背筋を伸ばし、両手を前に合わせる。
  • 相手の目を見てあいさつをし、目線を下げてゆっくりと上体を倒す。
  • 一呼吸おいたら、ゆっくりと上体を起こして相手の目を見る。

    以上をふまえて敬意や感謝、謝罪の気持ちを込めた、しなやかなおじぎが出来るよう心掛けましょう。
傾き30度の「敬礼」。どのおじぎも猫背や首だけを動かしたりしないよう注意を。

傾き30度の「敬礼」。どのおじぎも猫背や首だけを動かしたりしないよう注意を。

軽いおじぎ 「会釈」
 
 
上体を15度ほど軽く曲げ、目線は足元から1.5メートルくらい先を見ます。社内での日常のあいさつや会議室・応接室に入るとき、来客にお茶を出すときにも使います。

一般的なおじぎ 「敬礼」
上体を30度ほど倒し、目線は足元から50~60センチ先に。来客や上司へのあいさつ、取引先を訪問したとき、出社・退社のときなどにも使う一般的なあいさつです。

最も丁寧なおじぎ 「最敬礼」
上体を45度ほど倒して目線はつま先へ。感謝や謝罪の気持ちを表すときや大切な来客の送迎にも使用します。

最近「品格」という言葉をよく耳にしますが、ビジネスシーンにおける姿勢や動作、あいさつが、きちんと出来るかどうかは、まさに「品格」が問われます。日々美しい立ち居振る舞いを心掛け、身につけていくことであなたのキャリアを引き立てることが出来るのです。

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