ピラティスで引き締まったお腹に!
ピラティスで引き締まったお腹に!
外はもう、すっかり夏の日差し。短い夏をエンジョイするため、しっかりと筋肉に刺激を入れて、引き締まったウエストを手に入れちゃいましょう!
意外な事に、夏は一年の中でも太りやすく痩せにくい季節だということをご存知ですか?
初夏から夏は油断禁物!
「夏は汗をかくから痩せやすい」という噂を耳にしたことがある方にとっては、寝耳に水かもしれませんが、栄養学的にも生物学的にもこれはデータに裏付けされた有力な説。
基本的に暑い季節、体温を下げなければいけない身体は、自動的に代謝を落として発熱を抑えていると言われています。
だからこそ、いつもよりも気合いを入れて、筋肉に刺激を入れるチャレンジングなピラティスで夏への準備を整えなければいけません!身体が暑さに慣れてきたこの季節だからこそ、ボディと心に喝を入れて一緒に頑張りましょう!!
まずは基本から!「カール・アップ」
ピラティスのエクササイズを見たりやってみたりしたことがある方なら、腹筋運動のようなこの動きに馴染のある方も多いのでは?ピラティスで行う様々な腹筋運動の基本になる形なので、ココで身体の仕組・使い方と合わせて「カール・アップ」を詳しくご紹介します。
スタートポジション
1.仰向けになりヒザを立てます(ヒザの角度はだいたい90度、足の幅はゲンコツ1つ分程度)。手の指をつなぎ頭と首の境目にセットしましょう。
ポイントはヒジの突き出し!
2.息を吸って準備し、吐く息のタイミングで顎を引き、ヒジを前に突き出しながら頭を持ち上げてみましょう。
肩甲骨がはがれる所までは頑張って上がりましょう!
3.肩甲骨が床からはがれたら「カール・アップ」(意味:巻き上げ)の完成です。
- 上がり過ぎていないか?
- お腹がポコっと膨らんでいないか?
- 骨盤が動いていないか?
- 肩甲骨が床から離れているか?
お腹やせに必要な腹筋って?
腹筋には4種類あるのをご存知でしょうか?
腹筋群のメインメンバー勢ぞろい!
- 代表選手の「腹直筋」。身体を丸める時に使う強力な筋肉。
- ねじる運動・サイドに倒れる運動に不可欠な「外腹斜筋」。
- 2とセットで働き、骨盤を安定させる「内腹斜筋」。
- 胴体を安定させ、長く伸びる「腹横筋」。
- 上がり過ぎていないか? → 1.の腹直筋だけを使っていないか?
- お腹がポコっと膨らんでいないか? → 〃
- 骨盤が動いていないか? →2~4全ての腹筋群にスイッチが入っているか?
- 肩甲骨が床から離れているか? →2、3の腹斜筋が使えているか?
いかがですか?
試しに先ほどと同じようにカール・アップのポジションになる時、胴体を長く引き伸ばすように意識しながら数回呼吸をしてみましょう。お腹の前面だけでなく、わき腹の辺りまで使われるのを感じませんか?
大切なポイントがクリアになったら、基本のチェスト・リフトを使った応用編で更なるシェイプアップ!!
1~4の腹筋群すべてを適切に働かせてお腹を360度からシェイプアップしちゃいましょう!
脚の重みが負荷になる! ダブル・レッグ・ストレッチ
スタートポジション
1.チェスト・リフトと同じスタートポジションに。先ほどと同じ要領で頭を上げます。腹横筋をしっかり引き締め、胴体を長く感じておきましょう。
高く上がり過ぎないように注意です
2.ここで安全のために「おへそ」の裏側を床に付けておきます。そこから片足ずつ持ち上げて両足共に股関節・ヒザをそれぞれ90度に曲げてセット。
※腰の裏がどうしても浮いてしまう場合は、少しだけヒザを胸に近付けます。
たくさん脚を動かすよりも…
3.息を強く吐き「おへそ」の裏側を床に触れさせたまま行ける範囲で、つま先を床に近付けて行きます。このとき、ヒザの角度は90度にキープ!
腰を反らすと腰痛の原因にも!!
4.腰の後ろが浮いてしまうのは、脚の重みに負けてしまっているということ!危険なので脚を動かす範囲を小さくしましょう
5.息を吸いながら脚を元の位置まで戻してきましょう。8~10セット行います。
お腹がしっかり絞られているのを感じたら大成功! 次は気持ちよく伸びながらもしっかり使うダイナミックなエクササイズです。
ニーリング・サイド・ベンド
スタートポジション
1.ヒザ立ちになり頭の後ろで手の指をからめてスタートです。腹横筋のスイッチを入れるため、幅の広い帯をしているイメージでウエストを絞ります。
長く伸びながら…
2.吸う息で背を高く引き上げ準備、吐きながら左のヒジを床の方へ引っ張り下げて行きましょう。
更に長く伸びるイメージで行いましょう
3.次の吸う息で右のヒジを天井の方へ引っ張り上げます。このとき、腰を反対側に押さないように注意しましょう。
スタートよりも長くなるつもりで帰ってきましょう
4.息を吐き、お腹の下の方から順番に元の姿勢に戻ります。反対側も同じように行い、左右それぞれ4~5回ずつ行いましょう。
手でサポートしてもOK!!
※サイドに倒れる時に不安定さを感じる場合は、倒れる側の手を腰に当てて行いましょう。
どこかに違和感や痛みがある場合は無理をせずに、小さな動きから始めてみましょう。今から頑張れば、夏にはまだ間に合います! 短い夏を楽しむためにも、今からしっかり準備しておきましょうね!!
【関連記事】