中国茶/おすすめの中国茶

花粉症対策の中国茶(2ページ目)

花粉症の症状を和らげたり、体質改善に良いとされる中国茶4種の成分についてご紹介いたします。効能を期待しすぎずに、お茶本来のおいしさを楽しみましょう。

久永 佳子

執筆者:久永 佳子

お茶・中国茶ガイド


シソ茶(大葉茶)

shisocha

大葉をそのまま乾燥したような形状のものや、使いやすいティーバッグになったものなどがあります

シソの原産は、中国南部、ミャンマー、ヒマラヤで、数千年前に日本に渡来したといわれています。花粉症対策に効果的な食べ物としても知られるシソは、お茶としていただくこともできます。香りが良く、食べてもおいしいシソですが、一度にたくさん食べられるものではないので、シソ茶として日常的にいただくのもおすすめです。

近年の研究では、シソの葉に含まれるロズマリン酸が、花粉症の症状を緩和する効果が期待できるとして注目されています。ポリフェノールの一種であるロズマリン酸は、青ジソよりも赤ジソの葉に多く含まれており、また赤ジソにはアントシアニンも含まれているため、赤ジソは薬用としても使われています。

シソの葉には、ロズマリン酸(抗炎作用・抗酸化作用)、ルテオリン(抗アレルギー作用・抗炎作用・抗酸化作用)、βカロテン(抗菌作用・粘膜や皮膚の保護作用)、ペリルアルデヒド(抗菌作用、胃液分泌促進作用)、ミネラルなどの有効成分が含まれています。

飲み方としては、急須にシソ茶を入れて熱湯を注ぎ、お好みの濃さでいただく他、やかんにたっぷりの水とシソ茶を入れて5分ほど弱火で煮出していただく方法があります。より多くの成分を抽出させるには、やはり煮出していただく方がいいでしょう。
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