お茶の故郷・中国で探す自分好みの銘茶

中国茶・工夫茶

中国茶芸「工夫茶」は青茶(烏龍)を淹れるために発達してきた

中国茶・桂花烏龍茶

桂花烏龍茶。ハッとするようなキンモクセイの香り漂うアロマティ

お茶の発祥の地である中国には、味、香り、見た目の異なる様々な茶葉が存在します。最近は日本でも中国茶がもてはやされ、大抵のものは手に入りますが、中国はやはり本場だけあって、 品揃えは豊富ですし、お値段もぐっとリーズナブル! 中国茶ファンはもちろんのこと、ビギナーの方も中国旅行をきっかけにぜひぜひ中国茶の魅力を味わってください。ここでは中国茶の買い方、購入場所を中心にご案内していきます。

>>>中国茶の基礎知識については「All About中国茶」をどうぞ。

中国茶の種類と産地

中国茶・工芸茶

見た目にも華やかな工芸茶はお土産として人気

中国茶・烏龍茶

烏龍茶。さわやかな香り、ほんのり甘い後味ににうっとり!

中国茶は茶葉の発酵レベルや製造方法によって「緑茶」、「白茶」、「黄茶」、「青茶」、「紅茶」、「黒茶」と大きく6つに分類され、それらは「六大茶」と総称されます。その他、茶に花の香料をブレンドした「花茶」と熱湯を注ぐと球状の茶葉が花開く「工芸茶」が有名です。

流通が発達した今日、中国全国どんなお茶でも手に入りますが、福建に行くなら烏龍茶、江南なら緑茶、雲南ならプーアル茶など、その土地の銘茶を購入したいものです。下記にそれぞれの産地、代表的な銘柄を簡単にまとめてみました。

■緑茶(無発酵茶)
中国で最も飲まれているお茶。日本の緑茶と比べると透明感が高く、あっさりしています。
産地:安徽省・浙江省・江蘇省など
代表的な銘柄:龍井、碧螺春、雨花茶、黄山毛峰など

■白茶(弱発酵茶)
白い産毛のある若い茶葉のみで作る高級茶。かすかに甘さを感じる淡泊な味です。
産地:福建省など
代表的な銘柄:白毫銀針、白牡丹、寿眉など

■黄茶(弱後発酵茶)
生産量が少なく希少価値の高い茶葉。微かに香るフルーティな香りが特徴の上品な味です。
産地:安徽省・湖南省・四川省など
代表的な銘柄:君山銀針、蒙頂黄芽、霍山黄芽、温州黄湯など

■青茶(半発酵茶)
花のような香りと後味の甘さがなんとも美味! 中国茶ビギナーはまず青茶からどうぞ。
産地:福建省・広東省など
代表的な銘柄:文山包種茶、鉄観音、鳳凰単叢武夷岩茶東方美人など

■紅茶(完全発酵茶)
17、18世紀、欧州への輸出用として発達した茶葉。中国紅茶はまろやかな甘さが特徴。
産地:安徽省・福建省・広東省など
代表的な銘柄:祁門紅茶、【シ眞】紅、川紅、英徳紅茶など

■黒茶(後発酵茶)
発酵させた茶葉を熟成発酵させた茶葉。独特のスモーキーな香りがクセになる美味しさ!
産地:雲南省など
代表的な銘柄:プーアル茶、六堡茶など

■花茶
様々な花を加工して製造したお茶。フリーティで香り鮮やか、特に女性に人気です。
産地:福建省、江蘇省、浙江省、安徽省、広西壮族自治区など
代表的な銘柄:茉莉花茶、桂花茶、菊茶など

■工芸茶
80年代に安徽省で誕生。熱湯を注ぐと球状の茶葉がゆっくりと開花する芸術的なお茶。
産地:安徽省、福建省など
代表的な銘柄:錦上添花、千日香仙桃など

>>>お茶の産地、六大茶について更に詳しく知りたい人は「中国茶の産地―4つの茶区」、「中国茶の分類:六大分類(1)」、「中国茶の分類:六大分類(2)」をどうぞ。