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ブルガル/マッカラン技術導入ラム酒新発売(2ページ目)

カリブ海エリアで人気ナンバーワンのラム「ブルガル」がやっと日本に登場する。ザ・マッカランの樽管理技術が導入されて生まれた香味は、しなやかでドライな切れ味を特長としている。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

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ココナッツの殻でチャコール

ブルガル ブランコ

ブルガル ブランコ

「ブルガル ブランコ」(700ml/40%/¥1,500)。Blanco(スペイン語/ブランコ)とは白。つまりホワイトラム。
ドミニカ共和国のあるイスパニョーラ島では、16世紀初頭にはサトウキビのプランテーションがおこなわれていたそうで、いまでも上質なサトウキビ産地だ。
「ブルガル」の原料は100%ドミニカ産のサトウキビ。「ブルガル ブランコ」は2回蒸溜を経た原酒をホワイトオーク樽で12~16ヵ月間熟成する。そしてここで3回のチャコール濾過をおこなう。濾材はなんとココナッツの殻(繊維質の厚い外皮)を炭化しものだという。あの外皮は、たしか太くて強いロープとかになるはずだ。
それを知った途端に、なんともカリブの島らしくて好ましく、ココナッツ炭(こんな表現をしていいものかどうかわからないが)というワードがアタマの中でステップを刻み、ドミニカ発祥の音楽、陽気で軽快な2ビートのメレンゲ(merenngue)が耳の奥で響きはじめた。
この3回濾過によって、「ブルガル ブランコ」はすっきりとした、ドライな切れ味を生んでいる。
わたしにとっては“メレンゲが聴こえるブランコ”のイメージだが、カクテルベースでどんな活躍を見せてくれるかは、発売後にバーテンダーと遊んでみなくてはわからない。おそらく甘いフルーツジュースと合わせればだいたいはいけるだろうが、いま人気のモヒートはもちろん、ラム・ジュレップ、ダイキリ、ネバダ、キューバ・リバーなどいろいろ試してみたい。愉しみだ。

アネホのブレンドもしなやかな切れ味

ブルガル アネホ

ブルガル アネホ

そして「ブルガル アネホ」(700ml/38%/¥1,600)。Anejo(スペイン語/正しくはeの上に~/アネホ)は英語ではOld(古い)。
2回蒸溜後、ホワイトオーク樽で2~5年熟成した原酒を、ブルガル社のラム・エキスパートが長年培った熟練の技を駆使してブレンドしている。ダークラム特有のカラメル様とともにウッディな感覚も潜んでいる。こちらも全体の印象としてはドライでしなやか。

さて、この秋、バーに出かける愉しみができた。
ウイスキーファンの皆さんは是非とも一度は「ブルガル 1888」を試して欲しい。マッカランがパートナーとして開発したプレミアムラムとはどんな風味を抱いているのか、カウンターでじっくりと堪能してみていただきたい。
もちろん自宅で1888やアネホをストレートやロックで味わうのもいい。ブランコもコーラだけでなくジュースやジンジャーエールなどで気軽に割ってもいい。
カリブ海エリアで最も人気の高いラムの風味はどんなものか。首を長くして10月23日をお待ちいただきたい。

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