ブレンデッドの可能性を広げる

バランタイン17年スキャパエディション

バランタイン17年スキャパエディション

バランタインのマスターブレンダー、サンディー・ヒスロップ氏が新たな挑戦をした。ブレンデッドウイスキーの可能性を広げる作品である。
「バランタイン17年 スキャパエディション」。エポック・メーキングというべき、極めて興味深いプレミアム・ブレンデッドウイスキーはもうすぐ、8月21日(火)に数量限定(3,000本/700ml・43%・¥9,000)で新発売される。

「バランタイン17年」は上質な香味バランスで知られ、繊細で深く気品のある香りが特長的だ。味わいは複雑で力強い。口中で星の瞬きのように煌めくクリーミーでハチミツのような甘美さの中に、オーク樽とピート香のスモーキーさが感じ取れる。余韻は長く、かすかなスモーキー、バニラ、潮の香などが愉しめ、心地よい。
では、バラン17年のスキャパエディションとはどんなものなのか。
ブレンデッドの世界は、使用するモルト原酒やグレーン原酒、その配合比率、といったものは極秘である。バラン17年は40種類以上もの原酒が織りなす、豊かな色調の絵画のようであるが、スコットランドのハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラの各地域の厳選されたモルト原酒を使用している。いまのところキーモルトとして紹介されているのはスキャパ、ミルトンダフ、グレンバーギー、ロングモーンなどである。
スキャパエディションはバラン17年のブレンドスペックから、あえてキーモルトのひとつスキャパの魅力が浮かび上がるようにブレンドしたもの。このように、ひとつのモルト原酒をフィーチャーしたブレンデッドウイスキーはいままでなく、画期的といえる。

スキャパの魅力を最大限に引き出す

スキャパ16年

スキャパ16年

「バランタイン17年 スキャパエディション」の香味特長をお伝えする前に、まずスキャパについて簡単に説明する。
スキャパ蒸溜所はスコットランド最北端に位置する蒸溜所のひとつ。北海に浮かぶ、あるいは北海と大西洋の交差点ともいえるオークニー諸島でモルトウイスキーづくりをおこなっている。
シングルモルトウイスキーの製品としてスキャパ16年(700ml・40%・¥6,400)が知られているが、スキャパモルト原酒の特長は花のような芳香とかすかな潮の香り、ハチミツを想わせる甘みだ。サンディ・ヒスロップ氏によれば、熟したパイナップル様もあるという。
バラン17年のブレンドに使用されるスキャパのモルト原酒はもちろん17年以上熟成されたものだが、バラン17年ではFirst Impressionに貢献している。口に含んで、最初に口中から鼻に抜けように広がる果実、花のような香り、軽快さはスキャパが担っているのだ。
そのスキャパの特長を最大限引き出して、ブレンドしたものがスキャパエディションである。
では、次の頁で、スキャパエディションの香味特長をお伝えする。(次ページへつづく)