熱や痰に「ナーベラーと島人参の酢漬け」
たんぱくな味が味噌と合う
同じウリ科で有名なゴーヤーは熱を冷まして湿気を取り除くのに対し、ヘチマはカラダの熱を冷まし、痰や咳を鎮める作用があるので、発熱や熱にともなう咳や痰にオススメです。
美容や疲労回復に「青パパイヤときくらげの炒め物」
シャキシャキとした食感が後を引く
薬膳的には、胃腸の機能を整え、消化を促進したり、熱を冷まし、夏バテや疲労に役立ちます。二日酔いにもよいとされ、母乳の出をよくする作用もあるとか。
夏バテに「緑豆と押し麦の甘菓子」
ほんのりとした上品な甘み
麦にも利尿作用があるので、むくみやすいタイプにもオススメのデザートといえるでしょう。ただし緑豆は冷やす作用が高いので、冷たくしすぎると胃腸にも負担がかかるので気をつけて。
夏バテに「冬瓜のきっぱん(冬瓜漬)」
伝統的な琉球菓子といえばコレ!
冬瓜の作用としては熱を冷まし、水分代謝をよくしてむくみをとることです。そのせいか、食べた後にヒンヤリ感が残り、飴色に輝く冬瓜は、手間暇かけてつくられた感じがします。お土産にもいいかもしれませんね。
今回いただいた朝食は、沖縄の風土にぴったりの、夏の暑さをしのぐ「ぬちぐすい」=命の薬!色がきれいで苦味があるお野菜は、熱を冷ますだけでなく、解毒作用や便秘解消にも役立つものが多くあり、デトックス効果が期待できそうです。ただし、カラダが冷えるタイプは、島とうがらしや温かいスープなどを添えてくださいね。体質や気候にあわせて対応するのが、薬膳の基本ですから。
■琉球料理「あしゃぎ」
沖縄県那覇市牧志1-1-12 沖縄第一ホテル内
薬膳朝食:3,150円(要予約)
問い合わせ:098-867-3116