築年数でのマンションの違いから「わかること」
新築は品質、商品性の面では最新ですが、こうしてみていくと、1995年以降に建てられた中古マンションであれば、立地、性能・品質、価格の面からみて総合的に新築に劣らないものが探せば見つかる可能性が高いことがわかります。また、性能・品質の面では一般的には劣るものの、価格・立地の面で魅力的なのが、1986年以前に建てられたマンションです。特に、1981年以前に建てられた旧耐震基準のマンションのなかには、その当時の高級マンションであるビンテージマンションも存在します。そうした希少性の高いマンションをリノベーションして住むというのも、中古マンション購入の魅力ではないでしょうか。
2008年以降、新築マンションの供給量は4万戸程度に減少してしまいました。自分が住みたい地域には、新築マンションの販売が当分の間はない、ということも珍しくありません。住みたい立地を優先するなら、新築にこだわらず、築年別にマンションの傾向を知り、自分にあった時代のものを見極めることが大切です。
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