京都グルメ/京都の中華

老香港酒家京都(オールドホンコンレストランキョウト)(3ページ目)

京都の四条烏丸にある香港レストラン「老香港酒家京都(オールド・ホンコン・レストラン・キョウト)」。京都の歴史あるビルで、歴史ある中国料理を堪能できる稀有な一軒。今回はお昼のお値打ちコースをご紹介していきます。

執筆者:麻生 玲央

・季節の中国野菜炒め
季節の中国野菜炒め

季節の中国野菜炒め

野菜炒めは青梗菜。火入れも精妙ですが、何より出汁(タレ)が実に円やか。野菜の真味を引き立てつつ、旨味の余韻を付与していて、シンプルながらクオリティの高さが伝わってくる一品です。

・スペアリブの無錫風やわらか煮込み
スペアリブの無錫風やわらか煮込み

スペアリブの無錫風やわらか煮込み

スペアリブの無錫風は、スパイスの香りと、舌の上で蕩けるような柔らかさが堪らない料理。煮汁の旨味も抜群で、肉はもちろん、皿の上にある全てをタレ一滴残さず完食してしまうほどでした。私が今まで食べてきた中国料理の中では最高のスペアリブ料理。これはぜひともまた食べたい! 白御飯にも合いそうです。

・香港式醤油焼きそば
香港式醤油焼きそば

香港式醤油焼きそば

「香港式醤油焼きそば」は、香港らしい細麺! いや、極細麺! この固めの極細麺が醤油の香ばしさと相まって、悶絶級の仕上がりに。私のような極細麺好きにとっては、まさに至高の逸品。なかなか日本の中華料理の店で、ここまで極細の本物の醤油焼きそばは食べられないと思いますし、これは夜に訪問した時でも絶対にリクエストしたいですね。細麺好きな人はぜひどうぞ。

・タピオカココナッツデザート

タピオカココナッツデザート

タピオカココナッツデザート

最後はタピオカ入りのココナッツデザート。上品な甘味と滑らかな舌触り、それにココナッツ独特のラストノートが心地良いです。


いざ、香港へ

乾物。

高級食材を多用したコースもあります

「安記」や「同仁堂」といった本場の名店から直送された高級食材と、店内の水槽から揚げたばかりの活けの魚介類を駆使して、本場の技量を持つシェフ達が伝統にモダンな革新のスパイスを効かせた縦横無尽のメニューを産み出している「老香港酒家京都」。

「中国の持つ歴史ある料理文化を、ここ京都で発信し続けたい」と、店長の陳さんが胸を張って言われるように、ここ老香港酒家京都の料理を味わうと、その矜持が伝わってくるような納得感に包まれます。「京都に居ながらにして食の香港へ」と思い立たれたら、休みが取れなくても、航空券代の余裕がなくても「ああ、京都にはここがある!」と安堵されるに違いありません。

<DATA>
・店名: 老香港酒家京都(OLD HONGKONG RETAURANT KYOTO)
・所在地:京都市下京区水銀屋町620 COCON烏丸 B1F 
・アクセス:京都市営地下鉄「四条駅」徒歩約2分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:075-341-1800
・営業時間:11:30~15:00(LO)、17:00~21:00(LO)
・定休日:原則として無休
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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