電化街にある日本料理店「しゅん逢 紗々木」

外観

「しゅん逢 紗々木」の外観

京都御苑の東側に沿って北は紫明通から南は五条通まで南北に通る「寺町通」。その名は約400年前に豊臣秀吉が、この通りにお寺を集めたことに由来するとか。また、寺町通の丸太町通から御池通の間は骨董通りとして知られ、その南の御池通と四条通のあいだは高いアーケードとゆったりとした道幅の寺町商店街。いつも地元民や観光客で京都随一といってもよい賑わいを見せています。

そのアーケードが途切れるその南側は観光客が足を踏み入れることがあまりない、電気屋さんの多い電化街。地元民向けの静かな通りとなっています。そんな通りに平成24年8月のオープン以来、ファンを増やし続け、わずか1年余りでミシュラン1ツ星(2014年度版)を獲得した日本料理店があるのです。そのお店の名は「しゅん逢 紗々木」。

店を切り盛りするのは料理長の佐々木厚さんとその奥さま、と二人三脚の営業スタイル。店名は「旬」との出逢い、お客様との「一瞬」の出逢いを大切に、との思いを込めて付けられたとのこと。佐々木さんは名店「桜田」で10年に渡り修行され、次いで、肉懐石で有名な祇園にある「いっしん」で修行を重ねられた後、生まれ育ったこの界隈での独立を果たされたのです。

カウンター席

カウンター席

寺町通から南へ一筋半の左手、通りに面するガラリの玄関戸を滑らせて中に入ると、奥さまが明るく出迎えてくださいます。靴を預けて進んで行くと、左手には贅沢な幅の8人掛けのカウンターが拡がっています。第一印象はとにかく明るくて清潔。そのまま奥に進むと掘り炬燵式の個室が2つあり、つなげると12名までの会食が可能となります。

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