新米の季節に味わうねぎらい料理は給食でも人気
うるち米を潰し木の棒に巻きつけてちくわ状に焼きあげたものを、地鶏やごぼう、きのこ、ねぎなどと共に、鶏ガラのだし汁で煮込む鍋料理です。
「きりたんぽ」は、冬期に狩猟を行う猟師(マタギ)が保存食として携行し始めたのが起源といわれています。
きりたんぽ発祥の地と伝わる秋田県北部の大館や鹿角地域周辺では、新米収穫後にきりたんぽ鍋を囲み、農作業の労をねぎらう習慣が現在も続いています。秋田県内の学校では、冬季の給食メニューにきりたんぽが出され、人気があります。
「きりたんぽ」は、冬期に狩猟を行う猟師(マタギ)が保存食として携行し始めたのが起源といわれています。
きりたんぽ発祥の地と伝わる秋田県北部の大館や鹿角地域周辺では、新米収穫後にきりたんぽ鍋を囲み、農作業の労をねぎらう習慣が現在も続いています。秋田県内の学校では、冬季の給食メニューにきりたんぽが出され、人気があります。
レシピ協力:ロケーションリサーチ株式会社
きりたんぽ鍋の材料(3人分)
きりたんぽ鍋の作り方・手順
きりたんぽ鍋の作り方
1:
比内地鶏のガラでスープをとる。もしくは市販のきりたんぽ鍋のスープを使う。スープを弱火で煮る。
※鶏ガラでスープを取る際、常に弱火で沸騰させないのがコツ。目安は70~75℃、あくをすくいながら約3時間。鶏ガラに加えて、ねぎと生姜を入れるのがおすすめ。また、市販のスープを使う場合は、昆布出汁50ccを加えると味わいが深くなる。2:
スープが煮立ったら、比内地鶏のもも肉とむね肉を入れ、弱火でひと煮立ちさせ、あくを取る。肉に火が通ったら、笹がきごぼう、糸こんにゃく、ねぎ、舞茸の順番で鍋に入れ、弱火でひと煮立ちさせる。
3:
きりたんぽとせりを入れ、軽く火が通ったら出来上がり。
※きりたんぽは煮すぎないよう注意。きりたんぽを作る場合は、炊きたてのご飯をすり鉢などですり(粒が半分ほどつぶれる位が目安)、塩水を手につけ、米に粘り気があるうちに作るのがコツ。焼き目をつけると香ばしくなり、煮るときに形が崩れにくくなる。米は粒がしっかりしているあきたこまちがおすすめ。口の中で米の粒がひろがる食感を楽しめる。ガイドのワンポイントアドバイス
お好みで白菜や大根、かぶを入れても美味しいですよ。〆の雑炊を作る時は、炊いたご飯を水洗いしてぬめりを取って下さい。稲庭うどんを入れる時は、約 2~3分茹でた後に、水洗いしてぬめりを取って下さい。そうすることで余計な水分が出ず、スープの旨味を味わえます。きりたんぽ鍋は、甘みのある秋田の純米酒との相性が抜群。夏は冷酒で、冬はお燗で。あわせていぶりがっこもあれば言うことなしですね。(ひない小町 渋谷店 料理長 野川)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。