夏場の授乳中に汗だく……快適にするには?
授乳は親子が密着して行うので、夏は特に暑さを感じやすい
<目次>
夏の授乳の服装:赤ちゃんもママも吸湿性のある素材で
授乳でママと赤ちゃんの密着度が増すと、1回15~20分の授乳でも、お互いにかなりの汗をかきます。それが1日に7~10回はあるので、親子ともども汗疹になりやすい環境になります。そこで、なるべく吸湿性のよいもので汗を取る工夫をしたいものです。■ママはなるべく前開きのブラウスなどを着用
意外に思われるかもしれませんが、前開きのブラウスのほうがTシャツよりも通気性がよく、片方でもすぐおっぱいを出せます。
■授乳用ブラジャーはこまめに替える
授乳用のブラジャーも、なるべくコットン100%のものを選び、レースなどの化繊が入っていないものを選びましょう。生理用ナプキンと同じ素材の使い捨て授乳用パッド(母乳パッド)も蒸れの原因になります。
乳房にも汗疹や湿疹ができやすくなるので、お風呂以外にもシャワーを浴びたりして、清潔に保ち、乳房を出して乾燥させましょう。コットン製の洗える母乳パッドもよいです。
夏の授乳の汗対策:ママは腕カバー、赤ちゃんは背中に汗取りガーゼを
腕カバーは赤ちゃんの頭の汗もとれるので快適
そこでおすすめなのが腕カバー。汗を受けて快適に授乳ができます。タオル地でもよいですし、ガーゼやパイル地でもOK。吸湿性がよく、綿100%の素材なら何でもよいでしょう。
タオルを腕に巻くだけでもよいですが、カンタンに手作りできます。正方形のハンドタオルを裏返しにして端を縫い合わせ、ひっくり返せばできあがりです。
赤ちゃんの背中にはガーゼを1枚入れておくと、授乳後に寝てしまった赤ちゃんの着替えを心配しなくてすみますね。汗取りガーゼは市販されていますが、普通のガーゼでも十分代用できます。
夏の授乳中の暑さ対策:扇風機は風が直接当たらないようにすればOK
赤ちゃんに扇風機の風を直接当てることは望ましくないのですが、授乳時だけは「弱」であれば使用しても大丈夫です。赤ちゃんがまだ新生児の時は壁に上向きに当てるとよいでしょう。授乳に慣れてきたら、外出先などではうちわなども利用してもOKです。エアコンがない場合などは、保冷剤をガーゼに巻いて汗を拭き取ってあげましょう。
夏の授乳中の水分補給:赤ちゃんだけでなくママもしっかりと
具だくさんのスープで栄養をつけよう
食欲も落ちる時期なので、栄養のある野菜ジュースやスープなどもおすすめです。冷たいものばかりだと胃腸が消化不足になりやすく、それが母乳分泌低下の原因になることも。食事は味噌汁や具だくさんのミネストローネ、かぼちゃのスープ、ポトフなど、できるだけ温かいものを摂りましょう。
また、炎天下の時間帯は外出を避けて。なるべく家で横になり、赤ちゃんと一緒に昼寝をして体を休めることをおすすめします。
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