母乳育児・授乳/母乳育児の基礎知識

妊娠中からの母乳ケア

母乳ケアには、乳房のケアと乳頭のケアの2種類があります。なるべくきつめの下着の装着を避け、おっぱいの底が絶えず揺れている状態にしましょう。乳頭はオイルをつけて前に出すようにつまみだしておきましょう。

浅井 貴子

執筆者:浅井 貴子

母乳育児ガイド

母乳ケアには、乳房のケアと乳頭のケアの2種類があります。なるべくきつめの下着の装着を避け、おっぱいの底が絶えず揺れている状態にしましょう。乳頭はオイルをつけて前に出すようにつまみだしておきましょう。
 

乳房のケア

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    クロスオープンタイプの授乳しやすい授乳用ブラジャー【画像提供:Amazon

  1. まず妊娠前につけていたブラジャーは乳腺の発達によりきつくなってきますので、サイズを見直しみましょう。ワイヤーなどが入っているものは、血流が悪くなるので避け、乳帯やハーフトップなどの綿でできたゆったりしたものを選びましょう。また汗もかきやすくなるので、綿素材のもので吸湿性がよいものを選択します。
  2. 湯船に入る習慣をつけて、身体を芯から温めましょう。
  3. 湯船に入りながらおっぱいの底を上下左右、斜めに移動させて基底部をよくはがしておきましょう。
  4. お乳が大きくなってくるとピリピリした感じや妊娠線のようなものができる人もいます。肌にあうクリームやホホバオイルなどをつけておきましょう。

乳頭のケア

  1. お風呂あがりに乳輪までオイルやクリームをつけて、乳頭全体を前にひっぱりながら圧迫します。最初は痛いと思いますが、最初は無理せずオイルだけをつけるだけでも全然違います。
  2. オイルはホホバオイル、アーモンドオイル、馬油など良質なオイルを使います。
  3. 乳頭が出にくい人はこういう補助器具を使い突出するようにしましょう。

    乳頭が出にくい人は、乳頭吸入器を使って突出するようにしよう 【画像提供:Amazon

  4. 扁平気味や陥没気味の人は乳頭吸引器というものやブレストシールドなども市販されていますので、病院の助産師さんに確認をしながら使用するとよいでしょう。


※妊娠28週以降になったら、マッサージをはじめても構いません。おなかが張りやすい時。体調がすぐれない時、お腹の張り留めの薬を飲んでいる時はやめて、37週以降になったら行いましょう。くれぐれも主治医や病院の指示にしがたってください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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