コンテンポラリーなボールペン
名作の多いウォーターマンだが、比較的最近のものから代表的なボールペンを取り上げたい。創業125周年の2008年に発売された「パースペクティブ」だ。最大の特徴は、現代建築に多く見られるガラスや鉄骨素材をモチーフとした幾何学模様。さらに、建築物が林立する都市の風景をもデザインに取り入れている。高層ビルに見立てた円筒状のボディは、ペン先に向けて次第に細くなっていき、摩天楼が空高くそびえ立つ姿をイメージさせる。また大きなリングも特徴的で、現代建築からインスピレーションを得た幾何学ラインが刻み込まれている。通常は、黒色のボディとゴールドおよびクロームトリムの織り成すコントラストが美しい「ブラックシリーズ」と、淡いトーンのボディに透視図(パース画)をモチーフにした幾何学ラインの模様を配した「デコレーション シリーズ」を展開。しかし今回は、トレンド色のホワイトのモデルに焦点を当てた。人気のプロダクトラインで横断的にホワイトを取り入れた「ピュアホワイト コレクション」ならではのイノセントな筐体は、美しい気品を演出してくれる。
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